2024
04.02

奇門遁甲 丁奇造作法で、造作のほとんでを公開するのでありますが、
「では、ついでに」
と奇門遁甲のバイブルでもある「煙波釣叟」という原書もテキストの冒頭に納めたのであります。

無駄かもしれません。
無駄というのは、すでに初等科から学んできたことが、ずらずらと並んでいるからであります。

しかし、それでも原書はだいじ。
原則的なことがらは、どこから引っ張ってきたのかという拠り所をハッキリとさせなければならないからであります。

ただ原書をそのまま丸々に信用していいかと言えば、それはどーでしょーか。
占いオタクの方々は原書を、そのまま信じておる傾向が強いことが多いのであります。

でも、原書は一人の手によって作られたとは限りません。
あとづけの理論が、くっついている形跡が多々見られるからであります。

とは言いつつも、原書はやはり目を通しておく必要がございます。
占い師どものパーティで、奇門遁甲を操っていると得意になる方がおいでで、そやつと会話していましたら、
「軽い…」
プロのくせに原書も読んでいない軽さが感じられるのでありました。

「玉の輿なら、玉女守門ですよね」「飛鳥跌穴の方位の店でお釣りを多く貰ったよ」「それから青龍返首では…」
おいおい、それをプロのおぬしが言うのか。

同業者の悪口はご法度なので、言いませんが、いや、悪口にもなっていませんけど。

とにかく丁奇造作法では、これまでの総復習も兼ねませんと、進みませんから、足並みをそろえる意味で、原書を載せたのであります。

  1. 数年前から「超神接気」じゃなくて「接気超神」という言い方が正しいんじゃ
    ないだろうか…と、考えていたのですが「煙波釣叟歌」には「接気超神」と
    書いてありましたね。
    ただしそれが暦のことを言っているのか判読はできませんでしたが。

      ●十傳より→漢文はいろいろと読み方がございましてね。