11.23
モリオカの実家の柿は渋柿なのであります。
それに焼酎をぶっかけビニール袋にいれまして約三週間。
渋さは抜けて、甘い、私メの好みのドロドロ柿が出来上がるのであります。
味わいつつ、考えるのでありました。
渋さとは、自分を守るためのものかもしれないなぁと。ホントは人間が食ってはいけないモノなのかもしれないなぁと。
きっと、野菜にも果物にも微量ではありましょうが、毒が仕込まれているに違いないとも思うのであります。それらを毎日、口にすることで老いとか病とかになるのではなかろうかと。米の一粒一粒にも毒があるのだとすれば、ふーむ、と考え込んでしまうのであります。
兄弟子が言っておりました。
「貧乏人は不味いものを腹いっぱい食うから醜くなり、金持ちはイイものを少しだけ食うからいつまでも健康で美しいのだ」と。
ては、恋はどーなのだろうと、いつものように考えはソコに至るのであります。
たくさんの恋…それは遊びだろうと指摘されたとしても恋は恋。そういうたくさんの恋を経験すると、やはり恋の毒にやられるのではないかと、つい鏡をのぞきこんでしまうのであります。
歌い手が、一定の年齢を越すと「あの頃は遊びまくっていた」と当時のことを語りはじめる場面は良くあることであります。ひとしきり語ってから野太く笑ったりいたしますが、品性は笑いに出るものであります。
これは歌い手や女優だけでなく、普通のお女性でも、下品な笑い声を発する人は、かなりの男を経験してきたことで一致するようなのであります。男にとっては、そういうお女性はたまらないほど魅力的にうつるのでありますが、しかし、好きになっても紹介するのはちと気が引けるものでもありますです。
やはり恋にも毒があるのでありましょうか。
そうやって、たいていの恋では傷つかないたくましさを宿すものなのでありましょうか。
そういえば、恋から隔離されてきた老嬢は、思えば、いつまでも品の良さを失わないものであります。
恋の毒にやられずに気品を保つか、下品に転落してもいいから、激烈な恋愛を体験するか、そこが問題であります。
いやいや、恋は選べるものではなく、惹き寄せられるものであることも事実でありました。
口のなかで柿はどろりと溶けてほどけるのでありました。
恋は惹き寄せられるもの…
さすが先生。名言ですね。
いっぱい恋をしても、あまり下品な笑い方をする女性には、なりたくないなぁ…。
●十傳より→恋の毒の中和剤でもあればいいのですがねぇ。
恋は惹き寄せられるもの。
私も同感でございます。
それが「恋」というものでしょう。
気付いた時は既に心を奪われ、我を失い、その人しか見えない、その人の事しか考えられない、
その人の為なら自分をも、何もかも捨てて、その人の為だけに過ごしたい…
そんな事ばかり考えて、たいして寝なくても、食べなくても生きられて、覚醒した状態とはあぁいう状態の事かと…
やがて発熱は治まります。
夏は秋にな冬になります。
打ち上げ花火はほんとにその一瞬だけの事。
それでも「いい夢」を見て過ごした日々はきらきらと輝く思い出となっていきます。
愛とは、馬鹿が付く程のお人好しが好む「お伽噺」なのかもしれません。
●十傳より→恋の最後を美しく飾りたいと思うのに、いつも自分が最も嫌いな自分を出してしまうのはどーいうことなのでありましょうか。
「たくさんの男の人と付き合わないでいると、なんだか若くいられるようだ」と、
以前、女友だちと話していたことがあります。
今回のエントリも、深く頷きながら読ませていただいたのでした。
が、ほとんど男性を知らぬまま歳を重ねた女性の“ある感じ”は、いったいどう表現したらよいのでしょうか。
「毒は少々、隠し味に」が、よいのですね。その塩梅がとても難しいのですけど。
●十傳より→その毒は言動のはしばしににじみ出てくるんですね。隠し味にできれば最高なんですが。
隣の柿はよく柿食う客だ…
恋愛だけでなく人を寄せ付ける効果があるのでは?
●十傳より→最近の若い人たちは、柿は得意じゃないみたいでありますね。
恋愛経験と 男性経験の数は 等しくなさそうです
<すれちゃってる> のは困!ですね (あ、若ければ)
年とっても <お上品> がモットーです!
そんな事言っちゃっても 先生のこちらで あんな事こんな事
言いたい放題しちゃってるんですから もう手遅れね ~笑
でも すれちゃってる人も アレですが
免疫が無い人も これまた結構 厄介でありますです
<恋は惹き寄せられ> そして私は更に
恋は・・堕ちるもの なーんちゃって です!
どうせなら 淫らに堕ちていきたいです
昼間は淑女 夜は娼婦 ??(特定の人だけよ、モチ)
願望
♪ 年は(はたち) でも誰より長く生きてるわ~
処女と少女と娼婦に淑女・・・How menyいい顔~♪
(ひっぱり杉よー)
現実
♪ にっちもさっちも どーにもブルドック WOw (古っ)
(60だから バク転は止めてね 見てる方が辛い)
・・・ブルドックライン(ほっぺ) 勢いよく堕ちてきそうです
やだやだ やだーーっ
●十傳より→夜中にふいに思い出し、「あー、いたいた、あの女もいたんだっけ…」と、すれちゃってるというか、忘れちゃってる相手もいて、そのときはじめて、「彼女とは遊びだったのであったか」と気づくのであるのでありました。