2012
01.15

無残な光景がありました。

このような廃屋を目にすることが、さいきん多いのであります。かつては、この家から笑い声とかが聞こえていたのかもしれませんです。あるいは怒鳴り声だの鳴き声だったかもですけれど。

この世に滅びないものは何もないのでありますね。
いずれ壊されて、整地され、新しい家が建ち、その建売住宅を買った家族が、別の夢を見るのでありましょう。
それでイイのかも知れませんですね。

映画産業が栄え、それがTVにおされ、でも、そのTVも、ネットの出現によって先細りの状態であります。
それらの変化を傍観してきた出版界も傾きつつあるようであります。
本を出したところで印税率も落ち、出版部数も激減しておりますから、さっぱり面白みがございませんです。
では電子書籍は、というと、これまた「一冊も売れないんですよ」という声を耳にしておりますです。

なにが栄えているのは分かりませんが、あの震災は、なにか象徴的だったような気がいたしますです。
世の中が別のものに移る、その始まりというような。

一人でも生きていける財産のようなものを身につけておくべきだと、つよく思うのであります。

だから、前回に触れました「占い講座」がいいぞ、などと宣伝するつもりはありませんけど、それにしても、そろそろそういう手に職のようなものを身につけるのがいいかもしれませんです。

お金がどんなにあっても、いつ政府が銀行閉鎖みたいなことをやらかすかも知れませんし、貨幣の切り替えなどをする可能性もゼロではございませんです。

いやはや、ちょっと内容が暗くなりましたですね。

腰をちょっと痛めておりまして、カラダが思うようにならないと、精神状態もナーバスになるようであります。

  1. たまに実家に行くと、なんと「売家」の看板が増えたことか。
    「おばあちゃん亡くなってねぇ」なんて聞く度、
    人はいなくなるのに、モノが残ってる寂しさや虚しさに、胸が苦しくなります。

    独身時代の同僚で、苦労して努力して資格を取り、望んでいた生活を手に入れた人がいます。
    渡部篤が訪問してきそうな大豪邸で、ガレージには高級外車が2台。
    でも、
    「あの頃に戻りたいかって言われたら、もちろん今の生活がいいに決まってるけど、じゃあ、どっちが楽しいかって言われたら、間違いなくあの頃のほうが楽しかったんだよね。
    あの頃の夢ばっかり見るよ。」…って。
    売り上げがなくて毎日上司に怒られてたあの頃。
    そんな辛ささえも懐かしく、何より若かったんですよね。

    手に入れた望んでいたモノも、そうですね、あと30年?くらいしたらサヨナラなんですよね。
    そう考えると、全てのことに執着が薄れて、心が少し軽くなると同時に、
    先生の、「幸運と不運の法則」のあとがきを読んだときのように、胸がぎゅぅ~ってなって泣きそうな切なさを感じました。

    ところで先生。腰、大丈夫ですか?
    お大事に…。冷やさずに、あまり使いすぎませんように。

     ●十傳より→使いたくても使えませぬ。天秤座にとって腰は重要な意味もございますです。はやく小刻みに動かせるまでに回復したいものであります。

  2. 昨夜、今月肝臓がんのラジオ波手術をする母から電話あり「いつまで東京に居座っているんだ!いい加減、諦めて帰って来い!毎日の生活も満足に出来ないなら帰って来い!」等々、いつも冷静に私を応援してくれていた母に叱られてしまいました。

    そう仰られても…生きる気力は東京だからこそ沸いてくる自分がおり、地元に帰って飲み屋をやったところで(実際、話があります)全く先が見えない訳で、母が大好きな私…相当の涙を流し、眠りにつきました。

    「幸運と不運の法則」私もこの本を読んで、十傅先生に興味を持ちました。
    占いという分野を少々かじっていた事もあり、私の思想にマッチしていた十傅先生…。
    共感するところも数々あり、私は十傅先生を勝手にお慕い申しておりました。

    人は憧れや尊敬から、そのお方に興味を持つ…
    私は常にそんな出逢いの繰り返しです。
    下心?があったとしたら、「それは身を張ってまでも成長したい!」そういう思いかも知れません。

    すみません…
    昨日の今日で、私の心が乱れております故、お許し下さい。
    長文、失礼致しました。

    ●十傳より→お母君の言葉は、病気が言わせているのであろうかと思いますです。が、それが本音であることも事実でありましょう。しかし、いまはやせ我慢をしてでも「大丈夫だから、病気を直そうよ」と安心してもらうことかと存じますです。…慕われてましたか、ウヒッ!

    • 『幸運と不運の法則』、いいですよね!
      あたしも大好きな一冊です。
      というか、あの本の中には、あたしが好きな十傳先生がいます…。

      スミマセン。今度はあたしが後ろから失礼しました。

      ●十傳より→あの本の売れ行きはそれほどでもなかったよーですが、ヒットしないでよかったような気もいたしますです。ちと本質を書き過ぎたようなところがありますれば。