12.17
12月の部屋でひとり物思いに耽るのであります。
奇門遁甲の本を出してから色々な読者の方から色々な質問が寄せられましたです。
が、方位とは何でありましょう。
ここから思考を出発させることが大切であります。
たとえば、「青竜返首」という方位がございますです。
甲尊の方位で、出世などに効果があると記しました。
けれど、奇門遁甲があるから方位が存在するのではありませぬ。
人類が誕生する以前から方位現象があり、どこかの大天才が奇門遁甲を編み出したわけで、方位現象の中から「ほれほれ、今月の何日の東が青竜返首の出世の方位じゃ」と言えるのであります。
とすれば太古の昔に出世があったのでありましょうか。
出世という観念は、人間にのみ通用するいわば社会の状態であるはずであります。
ほかの動物に出世があるとは思えませぬ。
だとすれば他の動物に青竜返首を使わせればどーなるか。
おそらくボスから可愛がられるような行動をとるはずであります。
ボスから可愛がられれば、おのずと群れの中で地位が上がるのかもしれませぬ。
このように奇門遁甲から一歩離れ、方位現象とはなんだべやぁと考えてみるのも、奇門遁甲を理解し、そして自分の目的に合わせて使用する基本となるのでございますです。
そのむかし、私メは奇門遁甲のお勉強をしていたとき、あまりに夢中になりすぎて、それが五色に、つまりそれぞれの気の色に分かれて見えたことがございました。
狂気そのものであったのでございますです。
十傳スクールでは四月からの奇門遁甲の追加募集をすることに決意いたしました。
詳細は1月にUPいたします。
悪い方位を使った時の対処方法なども講義することになるでありましょう。
すでに夜間コースは奇門遁甲の作盤に突入し、「どう感動でしょう!」と、私メひとりが興奮しているのでございますです。
先生、来年楽しみにしておりますです。
●十傳より→だんだんと自分の手で自分の首を絞めつけているよーな…。
そんなことは、ございませんですよ。自分ももしかするとこの先やがて五色に見えだすほど狂いはしないかと内心良くもわるくもちょっと心配しているのでありますです。
じつは、昨日、もう一冊書店に増刷された新しい方の奇門遁甲術を買い求めに参りました。
がそこに一冊だけありましたのは初版本でしたので週末また、でかい本屋に行くのであります。
●十傳より→二刷のヤツはまだだと思いますですよ。いま刷っているところではないかと。
教えて頂きありがとうございます。週末徒労におわらず助かりましたです。
●十傳より→いえいえなになに。
たびたびの愚問で恐縮でございます。12月23日癸亥一(太字)陰。冬至が22日からなので、細字陽局でなくては?このご解説が先生のブログであったような気がして、探しましたが、すぐに見つかりませぬ。せっかちなもので相すみませぬ。よろしくお願いします。
●十傳より→太字とあるからには陰遁なのであります。解説はスクールでいたしますです。スクールがスタートした今となっては詳細を解説しては受講の方々に義理がたちませぬゆえ。が、どーうしてもとおっしゃるのであれば、高島易断などから出している暦の12月24日を御覧なさいませ。