09.25
クリムトの絵画「ダナエ」であります。
ギリシア神話に登場するお女性の名であります。
ダナエの産む男子が、彼女の父親を殺すだろうという予言から、だれともHできぬよう青銅の塔に幽閉されたのでありますが、ダナエに惚れたゼウスが、黄金の雨に姿を変え、彼女のお股に降り注いだというエピソードから、この絵を描いたワケであります。
が、そのようなことはどーでもよく、この絵のダナエの右手の指の、そのエロさに目を見張るのであります。
美しき乳房に根元を埋め込むようにして、右手でグリップしている描かざるペニスを私メの脳は見てしまうのでございますです。
この絵の下のニヤケた表情のお女性の髪を握った指もそうだし、何かを押しつけるようにさすっている右手も同様でございますです。
ミレーの「落穂ひろい」はオチンポ拾いだからとオノさんには相応しいと、以前、さる編集部から、むろん複製を頂いたことがございますが、その絵の農夫の指の朴訥さと比べれば、格段のエロさなのでございます。
クリムトの絵を眺めていると、胸が締めつけられるような気持ちにたかまるのは、きらびやかな色彩もさることながら、この指の表情ではあるまいかと思ったのでございます。
「何か変だぞ」
と、直感することが日常的にございますです。
しかし、多くの場合、ヘンだと感じても、それが何なのかわからず仕舞いになるものでございます。
そこを一歩踏み込んで、自分なりに答えを出すことは、カンを養う上で、きわめて大切なことであります。
絵画などを眺め、エロイと感じたとき、その原因を追究することも、カンを養う訓練になるものでございますです。
私メのように下劣なところで納得するのは、私メの品性が劣悪だからでございましょう。
エレガントに原因を求めてもいっこうに差し支えございませぬ。
断易や人相をきわめる一助になるはずでございますです。
クリムトといえば、あの「クリ」ではなく、マロングラッセのクリを食したいものでございますです。そろそろ洋菓子屋に出回るはずでございます。あの「クリ」ではなくとは言いましたけれど、拒否しているのではございませぬ。誤解があつてはと思い、言い添えたしだいでございますです。はい。
私は「愛する彼氏を養ってあげるの~」というもう一人の私がいるんですね。
でも実は恋愛にのめりこんで周囲につけこまれて身ぐるみはがされるんですね。
恋してないほうが自分を強く保てるような気がします。
●十傳より→じつは恋などしていなかったという濁情の終末期は手が付けられない状況になりますですが、それを抜けるとまたまた同じ道。なかなか難しいものであります、お女性は。
絵画に関しましては殆んど無知の私でも
画家クリムトは有名ですので、その名は何度か耳にした事があります。
確かに煌びやかな色彩なのに 見ていると異様な何かを放っている作品ですね。
特に一番下の絵ですが、恍惚の表情をした女性の手には男性の生首(多分)
題材はサロメでしょうか ?
この3作品からは 何か引きずり込まれるような、官能と死を感じます。
●十傳より→絵はじつに不思議でございますです。実物より実物以上であることもあるし。空耳が聞こえることもありますです。音楽室の額縁の作曲家など、怖いものでありましたです。
小野先生が色んな意味でクリ好きだと判明したので、10月の小野先生の誕生月の奇門遁甲教室にはモンブランを差し入れいたします。
間違えて焼き肉のタレのモランボンを持って行ったら、ごめんなさい…(ぷっ♪)
●十傳より→モモ、クリ三年、心静かにカキ一念。