2023
12.28
二か月間、事務所のトイレがぶっ壊れていました。
使用には妨げがなかったので放置しておりました。
「壊れていたトイレを、そのままにしていたら」
どーなる?
易者ゆえの、興味ある実験でございます。
私メは、実体験しないと納得できないタチでして、奇門遁甲の方位でも、あえて凶を選んで旅行などをいたしますです。
よって凶を避ける同業者を軽蔑いたします。
また関係ありませんが、山羊座だとか水瓶座だとか、日本ザルのくせに星占い遊びを信じる易者も軽蔑しておるのであります。占い好きだけの一般人のお方は、星占いを信じても、まぁどーせお遊びなのだから仕方ないでしょー。
凶を避けていたら、どんな凶であるかを知らずに鑑定してしまうのは、じつに無責任。
その凶が、お金に影響するのか、恋愛なのか、体調なのか、精神状態なのか、知りたくなって当然だし、知るべきであります、プロの易者なら。
話題を戻しまして、事務所のトイレ。
やはり悪い事ばかりが重なりましたです。
良い事は一つもなく、イライラする出来事に振り回されたのであります。
どーしてなのか?
トイレは家相では、「健康をつかさどる」などと言われておりますが、それはバカ易者の戯言であると確信しましたです。
しかし、どーして調子の悪いままトイレを放置していると、運が悪くなるのか?
これはこれから考えることにしますです。
トイレを直した後の運の行方も観察したいと思っておるのであります。
2023
12.27
モリオカでの最終日の夕食は、いつもタイヘンであります。
日持ちしないモノを胃袋につめることになるからです。
計画的に買い物をしたつもりでも、余るかも足りないかのどちらか。
今回は余りました。
しかし、胃袋にも限界がございまして、
「もう入らない……」
ギブアップ。
私メは、ひとつ守っていることがございます。
それは、
「食い物は捨てない」
であります。
学生時代から39歳まで、すさまじい貧乏生活を送っておりました。
あと一週間もあるのに500円しかない! 500円でどーやって食いつないだのか。そんなことが幾たびもございました。
ほんとうにないのです。通帳にも、どこにも。
そんな経験が、食い物を捨てない主義に走らせているのでしょー。
腐らせて捨てることを余儀なくした場合、すくなからぬ罪悪感にさいなまれます。
とうぜんラーメンの汁は残さずにすすりますです。
モリオカ最後の晩餐で残ったものは、翌日の新幹線での弁当にスライドするのでございます。
納豆とかネギは冷凍庫。肉も冷凍庫。飲みさしの炭酸飲料は逆さまにして冷蔵庫。
大根は濡らしたキッチンペーパーにくるみビニール袋に入れて冷蔵庫。
それから大根の皮やネギの尻尾なとでは出汁に利用しますから、生ごみはホトンド出ません。
妹などはあきれて、
「この家で料理はできね」
とこぼしておりました。
まぁ、こーしてモリオカ最後の夜を過ごしておるのであります。
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開運料理 /
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2023
12.26
郷里にも色々な出来事がございます。
イブの夜に救急車で運ばれた男がございました。私メと同い年でございます。
そのまま息を引き取られたのでした。
知ったのは二日後の本日。
お金を払いに……でなくて、お悔みに行ってまいりました。
奥さんが…とはいっても60代です。
その奥さんが帰り際、玄関の外の百日紅の木のまえで、「久しぶりね。何年になる?」齢に似合わない青春の光をちらりと目に浮かべたのであります。
私メは、力を落とさぬよーにと、奥さんの肩に手を置きました。
「なっ、ちいちゃん」と愛称で語りかけました。
知っていた肩とは違い、肉厚になっておりました。
18歳以来なのであります。
「オノのよーな、いい加減な男に、ちいちゃんはやらない!」
これは彼女の二日前に他界された夫さんの18歳の若かりしお言葉。
熱愛にちいちゃんの心は熔けて結婚したのでした。たぶんですけど。
が、結婚後のちいちゃんの御乱行は、モリオカに帰るたびに耳にすることになるのでありました。
それでも愛の絆は強く別れることはございませんでした。
内情はともかくですが。
だって10年間の別居という説がございましたから。
で、なんということでありましょー。
ちいちゃんご夫婦は私メの家のご近所に引っ越してきたのであります。二人の子供も出来たよーであります。
その家の前の、大きな百日紅の木が毎年、夏になると赤べに色の花をつけるのであります。
とくに今夏は狂い咲き。夏の青空にみごとに映えておりました。
その家の半分を覆いつくす蔦も気になっておりました。
家相的には大凶。
で、イブにとつぜんにぶっ倒れ、そのままあい果てたのであります。
葬儀は29日。
ちいちゃんの誕生日でございます。
誕生日を知るのは私メの職業上の本能みたいなものですから。
ちいちゃんの命式は、十傳スクールの四柱推命卒論科のテキストに載せておりますです。