11.15
夏の間、あれほど手を尽くしたのに、まったく反応もないバラでありました。
むだに葉っぱだけを茂らせていたのです。
「んだは、知らねぞ」
と諦めたとたんに、蕾をつけ、画像のごとき花を開かせたのでございました。
断易で言うところの「世空者即至」。
つまり期待しているうちは、待ち人だろーと、メールだろうと、希望だろーと、けっして来ることはない。気を逸らし、そこからパワーを抜かなくては、来るものもこれないのだ。という意味であります。
恋でも、待ちつかれて、トイレに行ったりした瞬間を突いたようにして電話があるということは、皆様も経験があるかと思いますです。
「女などどーでもいいや」
と背中を向けたとたんに複数のお女性からアプローチされるという不思議もございます。
セレスYという仮面の美女占い師が、むかし存在していました。パフォーマンス占い師で、日本テレビの占い選手権だったかの番組で知り合いになったのでありました。
とてもファイトのある自信家で、積極性にかけては誰にも引けをとりませぬ。
「ああでなければ、テレビの世界では生きていけないのだ」
という見本でありました。
彼女は本を出したいというのが、彼女の本音でございました。
それで、積極性をフルに活用し、いろいろな出版社を回ったのでありました。
ところが、世旺者不至とでもいうのか、パワーを押し付ける形となり、すべてダメ。
いまだに一冊も自分の名前で出しておりませんです。
すでに60歳近く。美貌も崩れ、くちびるの周囲に小皺が目立つようになり、いままでの派手さがたたってか、実年齢より10歳も老けておいでです。
数日前、偶然に、神保町の横断歩道で彼女を見かけました。
まだ世空者になっておらぬよーで、売り込みをしているのか…と、そのひどく深刻な老け顔が痛ましくて、声をかけられず仕舞いでありました
それにしても薔薇は11月の庭を飾っているのでございますです。
若い時は その作りのまま美しく輝くものですが
年齢を重ねる度、その人の中見が外に出て来るものだと
最近つくづく思い知らされています
私の知り合いで美人の奥さんをもらった男性がいます
人の話しでは、その奥さんはあまり性質の良くない人らしく
自分の利益になる人には媚びを売り、無益の人にはソッケない態度をとるとの事
３か月ほど前でしょうか、その美人の奥さんを何年か振りにス－パ－で見かけました
驚きました
顔は悪が強くなり、お世辞にも美しいとは言えない姿になっていたのです
年齢は私と同じくらいでしょう
それでも私より10歳は年上に見えます
「 他人クタバレ、我繁盛 」はありえません
自分は自分はという人は いつしか顔が歪み
他人を思いやれる人は、常に瑞々しくいられるものだと思います
年齢不詳で素敵な先生
仕事柄もあるでしょうが
それ以上に、人一倍、人を思いやる温かい心があるからだと思います
●十傳より→性格の悪しきお女性も、また魅力ではありますですが。
桜や紅白の梅の花が狂い咲きしてるのを見ました！
11月なのに雨の日も多いいように感じます。
●十傳より→また半袖のTシャツでも大丈夫であります。
僕は最近、何もかも断念しようかと思うことがありますが、そんな時に限って必要な資料が出ます。おかしなこともあるものですね。
●十傳より→そなにものかもであります。
オールドローズはクラシックな佇まいの美しさと香りで魅了されますが、散り際の無残さの美醜もまた激しく差がありますものね。飾らず変わらず…とは理想ですが、なかなか難しいものです。こちらから秋波を送る方には届かず、いらぬ方からもらうのも常でもありますし。
●十傳より→逆さまに吊ってドライフラワーにするしかないのでしょーか。
このように気高く美しい白系のバラほど散り際の様子は哀しいものが
あります。
ドライフラワー用乾燥材ならばこの美しさのまま数年は鑑賞可能では
ないでしょうか。バラは特に上手く乾燥できると思います。
まさに自分も散り際に差し掛かり、切なく拝読しました。
私は勝手に、乾燥していっております。
昔は赤信号でも車からどうぞ先にお通りくださいと声をかけてもらえ
ましたが、今ではひき殺されそうです。
こんな夜更けに、辛く悲しく年老いて。
かと言って、神田うのさんおっしゃるマナーとしてなんとか注射を
打ったとしても、またしぼむ自分を見たくはないです。
人相って一時で変わってしまいますね。
先生の本によると若い頃の若花田さんは稀有な人相だったのに、
現在は、・・・。
●十傳より→齢をとって良いことなど何一つありませんですね。
なかなか気品のある薔薇さんではないですか？
おとなしげで綺麗です。
競争心の強い女性は、年をとっても装いはしっかりしてますよね。
よく手入れされた髪と丁寧なメークと皺の多さが共通してるようですが。
なぜ羨望する人は皺が増えるのでしょうか？若さにこだわるのに。
●十傳より→さーてね。若さは、お金で買えない数少ないものの一つでありましょうね。
神社やお寺で
長々長々息切れしないのかと
心配するほど必死で祈願してる人を見かけます。
犬の散歩でその方をこの6年毎日見かけ
世空者即至をこの方が気づいたら
きっと成就するだろうなぁと気の毒になってしまいました。
執着すればするほど、なかなか叶わない事に対して、やがては
御神仏を怨み、幸せなる人を貶める物の怪になるのかもしれませんね。
●十傳より→願いは叶わないから願うのでありましょう、
叶ったら不幸になる願いもあるという事でしょうね。
●十傳より→かもですね。