2021
12.25

イブに、事務所で、プリンターを新しいものに入れ替えたのであります。
ところが、外観は以前のものと全く同じ。
「性能はダンチです」
若いのに技術者に「ダンチ」と変な言葉を使われ、へなへなとなってしまいましたです。

印刷の速度が五倍は早いといわれても、使うのは私メだけですから。

でもまぁ、10人ほどの方々が、出入りして、終わったのが19時あたりなので、
「よくやった」
褒めるしかないのでありました。

クリスマスのプレゼントというには、リース料を支払うのは私メですから、プレゼントに当たりませんが、しかし、これもまた、
「プレゼントだ」
喜ぶしかないのでございましょー。

実際にうごかしてみると、すいすいと印刷が進むのであります。

導入したおかげで引退時期が遅れたことだけは確かでございます。

よーし、頑張るぞと、クリスマス当日の、朝食はインスタントラーメンと、コンビ―フ。
好物ですから、とても美味でございました。

そして十傳スクール。
まるでディケンズの、クリスマスキャロルの小説の中の、スクルージみたいに業突く張りでございました。

でも、スケジュールどおりにやりますと、来週は元旦。

まさか元日から、辛気臭いお勉強はイヤでありましょうなぁと考えれば、クリスマス当日しか日空いてないのでございます。

2021
12.24

イブがくると今年も終わりなのであります。

画像は函館の赤レンガ倉庫であります。
ちかくに西海という美味しいラーメン屋がありました。

前の事務所では、この時期になると、きまって肩の痛みが強くなり、その原因は冷たい部屋でPC作業だったよーであります。
一種の神経痛で腕が90度以上上げられなくなったのでございます。

それで、函館の露天風呂に夜通し浸かるのであります。
体質が温泉の効果がテキメンらしく、2日間の滞在で元気になるのでありました。

ホモではないのですが、同じ男とイブに、2年連続して函館の湯の川温泉に宿泊したことがございました。
5歳上のライターさんであります。

じつは最初の年、金運に良い方位を選んだところ、その男の年収がいっきに10倍上がったため、
「今年のイブも!」
と欲を出したのでございますです。

羽田に、男はあきらかに二日酔いのていで少し遅れてやって来ました。
「昨夜、飲み過ぎたよ」
酒臭い息で機内で語るのでありました。

「ヤバイな」
直感したのは、どーやら前夜の飲み屋の方位が、金運壊滅の方位。
そして、イブに向かうのはBランクの安定の方位。
現在の仕事が順調に育つことで、金運が上昇安定が期待できるからと、方位を選んだのでありました。

が、男にとって、その方位は金運壊滅が安定の方位を食って育ってしまう最悪の組み方位なってしまうのでありました。

「東京に帰ったら1週間は何もするな。寝ていてください」
けれど、男は、その忠告を守りませんでした。
仕事のミスと失敗と暴言が連続し、金運は音を立てて傾き、崩壊していったのでございます。

あれから何年たったのか。
男が、どーなっているのか私メは知りませんです。いっしょに温泉に行った仲であるにも関わらず。ホモではございませんが。
イブになると、ふと男のことを思い出すのでございます。

ちなみに金運崩壊の方位を犯してしまうと、その凶作用をチャラにしたり軽減する避凶はないのであります。

2021
12.23

さいきん、食欲がわかないという話を耳にいたします。
食欲だけではなく、気力が減退し、ファッションに対する興味が失せて、以前は、あれほど焦がれていたブランド品を目にしても感動しなくなってしまったと。

生きていたって仕方ないという無気力、無関心。

私メも、どこかそれに近い気持ちが、心の片隅に巣食っているかもしれませんです。
ことにモリオカから戻ると、はげしい疲労に見舞われ、
「もうどーでもいい」
キャリーをぶん投げてしまいたい自暴の念が顔をのぞかせるのであります。

とくに、このたびのモリオカは疲れ果てましたです。

そんな私メを、アワビが待っておりました。

「うほっ!」
ゴロゴロと数個のアワビがビニールの海水に沈んでおりました。

石くれのよーな、アワビを片貝から外すと、人肌色がのぞくのであります。
包丁を研いで、刃をいれますと、身がしまっていくのが掌につたわりました。

空虚な気持ちの時、魚や貝を、このよーに〆ることで、精気が沁みてくるのは、敏感な方々ならば分かるかと思いますです。
「殺すのでしょう?」
いいえ、そんな単純なことではありません。

生きるということは命をむさぼることでございます。
そこには責任感のよーな、うっすらとした罪悪を覚えますです。
その罪悪の向こうから、充実せねばならぬという気力が滴ってきますです。

あとは一杯の清酒があればイイのであります。
そして酔ってしまうです。

「向上しなかった…」
と落ち込むお方がおりますが、現状維持だけでもタイヘンであります。
何もせず、何も食べなければ、死んでしまうのであります。

向上を願うとは、なんと欲深いことか。
しかし、向上する気持ちがなければ、殺した食った生き物に対する申し訳なさが残り、自己嫌悪へとつながりますです。

運気上昇をする基本は、殺した食ったという意識かもしれませんです。