12.23
当ブログで以前にお話ししたことのあるご婦人のご命日でした、ご遺族からお呼ばれしていたのでありました。
「手渡したいものがありまして」
そのなかに手紙もありました。
その手紙を地下の飯屋で読みました。
横浜はイブの前日+休日ということで、大変な混み方でございました。
喧騒のなかで手紙を拝読することが相応しいよーな気がしたのでありました。
驚いたことに、故人となられたご婦人は、鷲尾先生のお客様だったことが、その手紙にしたためられていたのでありました。
「なにか困ったことがあったならば、彼に依頼すればいいでしょう、と鷲尾先生はおっしゃられました」という意味の文章に目を引き付けられましたです。
彼とは、私メのことでありました。
劣等生であった、この私メに。
優秀な生徒さんが多くいたのに、私メに。
時を超えて、八丁堀の公民館の一室を教室としていた当時が想い出されました。
何をやっても挫折し、もう易者に堕ちるしかないと、やけっぱちで通った教室のことが、ありありと想い出されたのです。
「オノさんの良いところは、そこかもね」
講義をしていて、先生のその言葉はなんとなく理解しております。
優秀な生徒さんが簡単にクリアする部分に、私メは何度も引っかかりました。だから、講義で、「ここが皆さんは分からなくなるだろう」と劣等生ゆえのツボが分かるのです。そのツボを、薄紙を剥がすよーに、なんども繰り返し語るのが私メの講義であります。
占いは、失敗の経験が実になって解釈に厚みを持たせますです。
私メの良いところかもしれませぬ。
また、断易を占いとしてではなく、たとえば恋愛占であれば、そこに男女の息遣いのあることを伝えるために、エロ話をたとえに置くことにしているのであります。
五枚にわたる手紙を読み終え、
「これが、今回の玉女守門の効果かもしれない」
こんどは頭の中を、北の氷を浮かべた川が浮かんでくるのでありました。それは淋しく寒々とした風景でありました。
「だんだんと生徒の皆様は、私を、まだそんなことをしているのかと、憐れむように見るんですよ。それでいいんです。それが私の天からいただいた役目ですから」
鷲尾先生の言葉が聞こえました。
私メも、かくあらねばならぬと、手紙を封筒に仕舞い、ふたたび大混雑の通りに出たのでございました。
美しい繋がりですね。
●十傳より→書き方のためにそう見えるたけでありましょう。
善き師匠に出会い学べた事は
先生の一生の宝ですね。
エロ話がとても先生は多いいので
下品なおじさんだなぁとちょっと引いていた部分がありましたが
そんな理由でエロ話を例えに用いていたんですか…
先生はやはり少年のような人なんですね。
●十傳より→エロには差別がございませんから。
もしや、船のご婦人?ですか。
とても印象深い話でした。
●十傳より→であります。
エロはグロテスクにもなりかねませんから程々に
●十傳より→ほどほどにしておりますです。
鷲尾先生、もちろん実際に会ったことがないので
どんな人かはわかりませんが
僕のような人間にまでその名が届いていて
影響力の強い人なのかもしれないなと思います
●十傳より→お金儲けはへたっぴでありました。
先生は上手いんですか ?
スケコマは上手そうですけど
●十傳より→かつてはモリオカレジャーセンターで鳴らしたものであります。
私のクリスマスプレゼントは自分で額に汗した金でスニーカーを自分へのご褒美として買いました。自分のバイト先の大型店です。ほかの店ではもう物も売ってくれないし、バイトもなくなりました。バイト先の大型店には感謝しています。天国の黒猫からのプレゼントです。人間の男からは貢がされても、何も受け取れません。
●十傳より→良かったでありますね。
最近は天国の黒猫が重労働しながら水を送ってくれてします。私の毒親は私のお給料にべったり依存だし、人間の男はやらずぶったくりで何も受け取れません、私の旦那はやっぱり黒猫です。
●十傳より→とつぜん黒猫の二文字に反応したよーでありますね。
鷲尾先生は優れた占い師だったのですね
本物は本物を見る目がある
先生が占いを勉強している時、つまずき 遅れをとっていたのは
他の人より物事を深く考えていたからではないかと思います
頭だけではなく 心を持って学んでいたのではないかと
優秀なうえに ナカナカ前に進む事ができないことを
鷲尾先生は見抜いていたのではないでしょうか
そして、口には出さなくても 先生の人柄に魅かれていたのかもしれません
先生には 人としての「 いやしさ 」がありませんね
それは生まれた環境、そして体を流れる血
オギャ と生まれ、この世を去るまで 決して変わることのない芯になるものです
品格というのは お金では買えません
先生の頭脳と持って生まれた品格が人々を魅了するのでしょう
そして何より先生には「 深い情 」があります
波乱万丈な一生を送った父が、生前こんなことをよく言っていました
「 どんな綺麗な景色でも、どんな美しいものでも必ず飽きる 」
「 でも、人の情けは違う、人の情けほど美しいものはこの世にはない 」
●十傳より→いやらしさしかないよーに自覚しておりますです。
なるほど 息づかい こそが 恋愛の、 、確かに 息遣い リズム感が合わないと エロ話の部分も もそうじゃない部分も 興醒めで、恋愛の相性 いや 恋愛も 始まらないと思います
●十傳より→相性も動くのでありますです。
エロ話しとセクハラの線引きはどこなんだ、と疑問に思う人もいるらしいですね。
経験談でしかないのですが、明らかに最初から相手を潰す目的でエロ、グロ話し、暴言、罵倒を繰り返す人がたまにいるんですよ。
これは実際に見てみないと想像がつかないかもしれませんよね。
こういう人に限って、組織を渡り歩くのが上手く、根回しにも言い逃れにも長けていますから、要注意です。
主観でしかありませんが、もしも参考になるなら…
●十傳より→私メの場合は、断易や推命の見方に付随してのお話として、なんとか逸脱せぬよーにはしておるつもりです。この世は、男と女の絡みを抜きにしては、占いも何もありませんです。
上に書いた極端な例と、先生の説明を一緒にされてしまっては困るなと感じていました。余計なお節介かもしれませんね。
経験がものを言う分野だと思いながら、いつも聞いています。
●十傳より→世の中は、バカのくせに利口ぶったり、お上品ぶったり、ぺらぺらと余計なことをくっちゃべるお方たちがおりますが、命式を想像することで笑えてまいりますです。
一呼吸おいて、そういう視点に変えてみたら、苦手な人に囲まれても冷静に対応できそうで良いですね。私はこれから練習してみたいです。人相と合わせて見れたら最高だろうな〜。
●十傳より→それでも腹が立つ時は立ちますですよ。
そうそう、◯人自殺に追いやった、というのが、その人の唯一の自慢だったようです。
●十傳より→そーいうお方もいるのだ、それはどういう命式をしているのかを推理すると面白いであります。
この命式はそろそろ勢いが衰えてくる頃だろーなんて、観察しておりました。
●十傳より→そんな感じでよかろうと思います。
せんせいが、えっちなのは、しかたないことです。
●十傳より→きゅうに、ひらがなかしましたですね。
音を文字で伝えるには、ひらがな表記の方がよいと思いましたので。
●十傳より→あっちの方は、やはり音楽でしょうね。
それは、先生の中では音楽という表現なのでしょう。
●十傳より→なのでエロ意識はないのであります。
挫折…ではなく
名を残す世界への道のりだったのではないのでしょうか?
この世の多くの人間は遺伝子を残せても
個性のほとんどは死ぬときに消えるもの
経験より多様化させた知識を残せるのは
特定の人に限られる
先生の断易本の出版を楽しみにしています
●十傳より→着々と準備しておりますです。
子供は、何人ですか
●十傳より→分かりませんです。