08.24
藤圭子の訃報を、私メは、ずいぶん後になって知ったのでありました。
「ああ、彼女は裏切らなかった…」
これが率直の感想でありますです。
藤圭子は60年代後半の不幸の象徴でございました。
暗い表情が似合うのであります。
そして人気に陰りが出来ると、彼女の身の上に不幸が起こり、ふたたびブレイクするのでございました。
五木ビロユキなども、小説で、一読して彼女をモデルとしたと分かる主人公を仕立て、不幸を栄養にしてスターへとのし上がる話を、いくつか発表したものでありました。
前川清と結婚し、短期間で離婚しましたが「性格上の不一致」が原因だとは誰もが信じず、友達は「前川清のナニがデカ過ぎたんでねべが」とニヤニヤしていたのであります。
たしかに彼女は小柄でして、性交するとペニスが胃袋を貫くのではないかと私メもよけいな心配をしていたモノでございます。
ところが、小生意気な娘がブレイクし、母親である藤圭子は海外を股にした生活をしていと聞き、いささか裏切られた思いだったのであります。
「やはりあの不幸は演技だったのか…」と。
流れ者の親との間に生まれ、岩手から北海道に流浪した生い立ちも脚色だったのではないかと思っていたのでございますです。
しかし、自殺。
いまでも不幸のままでいてくれたのか…という一種の安心感が心に広がることを禁じえませんでした。
「十五、十六、十七とわたしの人生暗かった」のまま待っていてくれたような気がするのでありました。
冬月の丙日生まれの彼女は、他の星は金行。日支も水。
丙は太陽であります。冬の弱い太陽なのであります。
自分自身で自分を輝かせなければならず、しかし40代からの20年間は大運に火行が来ていましたからまずは幸運。
が、60才からは、土の運。太陽の光も熱も土に吸われるのであります。そして今年は癸の年。
太陽の光が癸という雲に遮られるのであります。
「どう咲けゃいいのさ、このわたし」
マンションのベランダに立ち、下からの風に前髪を煽られ、藤圭子はステージからの観客席の暗い海を眺めている気分であったのでありましょうか。
アーメンでありますです。
波乱に満ちた人生なんてとんでもないと思います。美人で歌がうまく自分も娘もプロデュースして大成功を納め、海外でギャンブル豪遊し若い男に飽きたら、ボケる前に新宿という拠点で幕を閉じる。なんと素晴らしい。人生プロデュースにおいても才能ある演出家だと思いました。
●十傳より→20年間の幸運期を十分に堪能したのでありましよう。地面に真っ赤な花を咲かせて締めくくり。しかし不幸という香りを感じてしまうのであります。出自の悪さという香りでありましょうか。
藤 圭子（ふじ けいこ、1951年7月5日 – 2013年8月22日）は、日本の演歌歌手。
本名、阿部 純子（あべ じゅんこ）。
岩手県一関市生まれ、北海道旭川市育ち。
なのですが。
●十傳より→ありゃりゃ、私メの間違いでありましたですね。あらためて眺めますと離婚運が認められますですね。(講義で言いましたように)。どーやら私メは疲労しているようであります。あるいは「後追い鑑定はイヤ」とあの世で藤圭子が首を振っているのかも。
小野先生、 藤圭子の誕生日は、ネットでは1951年7月5日となっていますが、
正しいでしょうか？冬月と先生はおっしゃいましたが、どこを見るのでしょうか？
ご教示くださいませ。
●十傳より→いかにもです。私メのミスでありました。面白いのはミスしていながら日干が「丙」と実際の日干と同じところ。そして大運が…。いやいや、これは語りますまい。
飽きたのかもしれませんね、「藤圭子をやめておく」ということを。
●十傳より→貧乏も金持ちになることも経験し、あとは死ぬことだけが残されていたのかもです。
先生こんにちは。
私のカラオケ18番は｢新宿の女｣でした。
毎月、娘の収入から7000千万円ほど入ってきていたと記事に書いてありましたね。
自死をするなら、ひっそりとと思いますが都心のマンションから飛び降りって…私は｢藤圭子｣芸能人って思いが強いと感じてなりませんです。
ご冥福をお祈り致します。
●十傳より→どーやって死ぬか、難しい永遠のテーマであります。
小野先生の風角占いや闇の12星座をかなり信じていて、
普段悪魔座の人の曲を聞かないようにしたり、
私はだいぶん洗脳されています(^_^;)。
人と出会っても必ずチェックしてしまって、
悪いことがおきないように考えてしまいます。
誰と付き合ったり、結婚で名前が変わったりしても、
少しは影響しても
基本その人の運命は決まっているのでしょうか？
親子でも悪魔座の影響力はあるのでしょうか？
話が変わりますが、インド占星術のホロスコープで太陽と火星の星座が変わるので
裏の裏の12星座も気にしています。
●十傳より→運勢の波は決まっているようであります。悪魔座の親子関係はちと過酷でありましょう。あの二つの占いは、かなりの的中率であります。当たる占いのエッセンスを集結させておりますから。