2011
01.19
雪のモリオカから戻ったばかりの目には、茅ヶ崎の梅はすこしばかりうんざりいたします。
また春なのか…。
春の次は夏ではないか。
もう少し冬に浸っていたいのでございます。
寒さに凍えていたいのであります。
占いで…それは四柱推命なのでありますが、私の用いている調候用神法は、季節の動きに運命を対応させるやり方なのであります。
しかし、このように同じ一月でもモリオカでは冬、茅ヶ崎では梅の花の季節というのでは、生まれて場所を厳格に調べないと、判断に狂いが生じるだろうなぁと感じたのであります。
その年々でも、寒い冬もあれば、暖冬もございます。
その点を、いちいち検討材料にくわえなければ、正しい運命を見ることはできませんでしょう。
今年の1月19日生まれと、昨年の1月19日生まれではぜんぜん違う判断…いや微妙だけれど、その誤差が将来大きなズレとなって運命に影響を及ぼすことは当然であります。
それにしても春が近いというのは、なんとなくナーバスを誘いますです。
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2011
01.18
あの看板はなんだろう…。
昨日、新幹線が信号機故障のために約二時間ほどストップしたのですが、なかなか動こうとしない新幹線の座席から、モリオカ駅界隈を眺めて、はじめてそのような看板のあることに気づいたのでありました。
ちょっと拡大してご覧いただきましょうか。
「静眠堂医院」。下にわざわざ「サイレント・スリープ・クリニック」とアルファベットで表記されているのが恥ずかしいではありませんか。
しみ、ほくろ、いびき相談が専門ということです。
きっと、いびき相談から静眠堂という名前を立ち上げたのでしょう。
いびきの悩みは深いのでありましょう。
自分ではいびきをしているかどうかわからず、隣にいる夫などが「おい、いびきをどうにかしてくれないか」などといわれるのでありましょう。
浮気旅行などもできませんね、怖くて。
実際はいびきをかかないのに、「おまえはいびき女だ」と精神的に追いつめることも可能なわけですから、サイレント・スリープとは二重のネーミングかもしれませんですね。
そのようなことを考えているうちに新幹線は運転を再開し、吹雪の田園を気が狂ったように走るのでありました。
車内はあきらめてキャンセルした人々が多かったせいか、ガラーンと空席が目立ち、快適なのでありました。
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2011
01.17
例年になく雪の多い冬でして、日陰の通りは、このようにツララがながく伸びているのであります
しかしモリオカに滞在していた四日間は、雪というほどの雪は降らず、雪かきをすることもありませんでした。
「あんや、なんのために帰ってきたんだえん」などと老母は、私の運の良さを皮肉るのでありました。
が、正月を一人で過ごしてきた老母が哀れと思っての、今回の帰還でしたから、「まずまず」とモリオカ人の常套句で適当にごまかすのでありました。
その老母が正月料理を作るというので、だまって見守るのでした。
で、食卓に並んだのが、これであります。このほかにお雑煮。
ふーむ。
私が作るべきであったと深くおもうのでありました。
むかしから私の母親は料理が上手くはないのであります。
が、それはそれで懐かしい味であることに違いはありません。
この不味さは昔を思い出させる味だ…と感慨に耽るのでありました。
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