2016
12.17

早朝の新幹線で東京に戻るのでありました。

その車中からのブログでございます。
雪の中を新幹線は狂ったように疾走いたしますです。

私メは本日の、四柱推命卒論科のテキストを開き、講義の準備をするのでございました。この講義は私メの四柱推命の知識をすべて投入していて愛着がシツコイせいか、容易に前に進みませぬ。

空腹になりましたから、駅のホームの自販機で求めた味噌汁と、バッグからおにぎり、鶏カラを出すのでありました。

私メが握ったおにぎりであります。

老母には任せられませぬ。なにしろ、これほど料理が下手かというお方はいないでありましょう。

高校の頃から私メは、自分で弁当を作っていたのであります。不味いからだけでなく、醜いからでありました。

北へ上る場合と異なり、南へ下る場合、おにぎりの塩っ気は弱い方がよろしゅうございます。
二個ほどパクつき平らげると、いま仙台を通過したのでございました。

東京まであと、二時間。

2016
12.16

雪道を運転すると、魂にいまだ狼が棲息していることに気づかされますです。

若い頃のように他県ナンバーを煽って路肩に突き落とすことは致しませんけれど、それに近い凶暴さがむくむくと蘇るのでございますです。

これも寒さを求める火炎土燥の命の持ち主で、いきなり寒さを迎えると、地面が割れるという人格破綻の作用に出てしまうからかも知れず、つまり私メが悪いのではなく、私メの命式が元凶しているのでございます。

「70キロ出てるよ」と隣で老母。
さらにグイッとアクセルを踏む私メ。

が、若い頃と異なるのは、オスとしての目覚めだけであり、他の凶暴さではございませんです。
木炭の匂いに似たヒーターのせいかもしれませぬ。
不思議に、雪に覆われたり、外気が低くなると、ヒーターの匂いが変わるのでございます。
まるでお女性の体臭が、性欲に感応すると、その匂いが変化するのと同じよーに。

市内は除雪されて、その狼っぽい欲望がやや収まるのでございます。

冬山の遭難者が、発狂すると素っ裸になって吹雪の中に飛び出すそーでありますが、もしかすると…いやきっと私メもそーなることでありましょう。

ふたたび人格者に戻るのでありました。

命式のことばかり考えておりますから、人格者とは申しましても、一般の賢者とは根本的に違いますですけれど。

とにかく実家の自室に隠してある、いにしえのヌード集、たとえば坂上香織でも眺めることになると思い、そしてその通りにするのでありました。

2016
12.15

昨晩、ふいに静寂が訪れ、窓外を覗きましたら、街灯のしたを雪がさかんに降っておりました。

で、今朝は雪かき。
軽く汗などをかきました。
夏も冬も汗であります。

夏に最後の友人を亡くしてから、郷里に戻って、ほとんど酒を飲みに出かけなくなったのであります。
部屋で深夜まで仕事をし、酒をカッ喰らって寝るだけ。

じつに健康的な日々であります。

で、老母をつれて昼食を食いに出かけたりいたします。

行った先の蕎麦屋に、このような下手くそな色紙がオショシそーにかかっておりました。

もう反射して、まともにみられませぬ。

県民の恥晒しでございますでしょう。
雪も泥むかんじであります。

お習字はキチンと習い、一応の文字はかけるよーにしておかねばならぬという見本でありましょーか。

まぁ、県知事などに立候補しようという高ぶった気持ちだけでも、それが誰であれ、噴飯モノだと、私メは軽蔑しているのであります。

長州の安部も、おそらく松陰思想を幼いころから被爆し、第二彈目の開国を意識しているのでありましょう。そろそろ飽きが来ておりますです。
いま福島県民が全国民からイシメられているのも、薩長が蔓延している影響やもしれませんです。むろん福島県でも海側は会津ではないことは分かっているのでありますけれど。

なんてことを考えつつ、雪かきに精を出し、煙草を吸い、インスタントコーヒーを喫し、ふたたび裏道の雪かきを。
疲れるのでありますが、そういうときは「鎖国だ、鎖国だ、とにかく五輪は失敗させよう!」と自分をけしかけるのでありました。