2017
12.10

結局は、今年も神戸ルミナリエ観光は出来なかったのであります。

講義の後、鑑定などがございましたから。
いつものように場末の王将で一人寂しく餃子を三人前。

夜風がホテルの部屋にまで忍び込むような寒い一夜なのでございました。

そして、朝。
朝食会場でのこと。

「あら、お日様がでて神戸の街が輝いているわ」
と隣のご婦人?
「パンも美味しい!」

すると、向かいに座っていたこ亭主が、
「おまえさ、昨夜からヘンだぞ」
なるほど、ご婦人と記しましたが、そういう感じではないのであります。
「レタスの仕分けのことで頭がいっぱいだっつうのによ」

盗み見しましたら、ご婦人もご亭主の手も苦労人の手なのであります。
ごっつくて…八百屋さんではないかと推測したのであります。

八百屋のおかみさんは、神戸に酔い、少女の頃の夢を見たいのでありましょうか。
股をひろげ両足を踏ん張るよーな姿勢で、パンをゲロ飲みしながら、
「いけなーい、お珈琲をもってこなくっちゃ。あなたもお飲みになる?」
ご亭主はあきれ果てたのか、無言。

私メが、寒さに震えていた昨晩、このご亭主は、暑苦しくてたまらなかったことと存じます。

パンくずを、えんじ色のフリースにくっつけ、小指を立ててお珈琲を持ってきた、おかみさんに、私メも言いたかったのであります。
「朝からヘンだぞ」と。

2017
12.08

仲の良かった者たちが、いつしか冷えた関係になるのは良くあることであります。

近所に、中国人が経営する料理屋がございました。

たまに立ち寄り、なごやかな関係でありました。
それが、ある時を境に、たとえばスーパーなどではちあわせると、たがいに睨み、そこに日本刀があったならば、首を切り落としてやろうかという険悪さに変化したのでありました。

その、関係が一瞬にして悪化した「境」とは、尖閣列島問題でございました。当時の、都知事が目立とうとしたのか、余計なことを言いだしたものですから、和人と支那人が対立するよーになり、それは個人同士にも及んだのでございます。

私メは幼い頃から、中国人を、根拠なく軽蔑していますが、個人的な場合は例外なのでありました。
東日本の震災までは、伊太利人もいて、三人で飲んだりもしたことがございますです。

差別用語もジョークとして許容されていたのであります。

その店は、先日、潰れたのでございます。
支那人も、支那人の奥さんも行方が分かりませぬ。

尖閣列島発言から、こっち、近所からも嫌味をされていたのでございましょう。
次第に人も絶えて、店は左前に傾いていたよーであります。

「いいザマだ」
と吐き捨てていたのでございましたが、この空虚を眺めると、自分の愚かさを写す鏡のように感じられるのです。

こういう経験を、ずっと前、小学生の頃にもしたような気がいたします。友達だったはずの級友とであります。
恥ずかしいような情けないような。

「まぁ、反省してもしようがない」
出会い頭に、憎みあうよりはマシだったのだ。
仲良くしたときもあったのだから。

暴風雨になってほしいのでありました。

2017
12.07

左右を見ていたら首の筋を捻りそーなPCが事務所に設置されたのでありました。

それも無料で…。

すでにPCは三台あり、ここにまた一台追加されると一人では使いこなせないかもであります。

10月に新しくしたプリンターのお礼だとか。以前からPC周りを依頼している会社が「いままでお世話になっているから」なのだそうですが、裏があるかもしれませぬ。

押しかけ女房のよーな存在なのであります。

が、考えよーによっては、大きな画面を活用すれば、十傳スクールのテキスト作りなどもスムーズにいくかもしれませんです。
動画処理なども。
ふむふむ、活用まで至るかどーかは別として、おヌード画像もリアルに楽しめることは確実であります。

外国語のお勉強も、すべて陰語探しからはじまるよーに。

さんざんに目を使いまして疲れるのでありました。

犬たちも、疲れているのかすやすや。

身体に毛のないジョルノは毛糸の服がないと冬はすごせませぬ。

眠れる犬たちを眺めつつ、新しいパソコンを使い、さーて、2018年の講義をどのよーに組み立てようかと、思案することにいたしましょう。