2022
06.24

このたびのモリオカは法事などが連続しているのであります。
昨年、一昨年と、中国人のもたらした新型肺炎に怯えきり、簡単にすましてまいりましたが、今年は、ぞろぞろ。なさけない人たちでございます。

そんなときにカニを頂きまして、夕食が楽に豪勢になりましたです。

ロシアに意地悪をされ、北の食べ物が不安でありますね。
実行支配されてしまうと、もうアウトなのであります。
どんなに古来の領土だと主張しても、ロシアのみならず欧米各国は、
「甘いな」
のひと言で終わり。

グリム童話を読みますと、しょっちゅう隣国から攻められている場面に遭遇しいたします。王子様が戦いに出かけているうちに、主人公が継母や義理の姉妹からイジメを受けているお話が多いのであります。
領土に攻め込まれる歴史の繰り返しだったのだなと学ばせられますです。

日本は四方の海で守られていましたから隣国からの脅威をそれほど受けずに、たまに蒙古が来襲したなどはありますが、領土争いには慣れていないのであります。
ダメであります。

攻めて虐殺して欲しいものを奪い取るという常識を身に付けなければ、地獄の未来があるばかり。
そして、
「何もそこまでしなくても…」
というところまで情け容赦なく徹底して叩きのめすことが戦争の常識。
だから子供を殺したりレイプまでするのでありますよ。

ここに奇門遁甲という、日本人だけの世界に通用しない常識では、
「非人道的だ」
としか解されない覇道が輝きだすのでございます。
方位だけでなく、その底に敷かれている思想的なことはたいそう役立ちますです。
一般の方には刺激が強すぎるかもですが。
が、負けるわけにはいきません。負けぬためには侵略し続けるほかございません。

世界は暴風雨のさなかであります。
「差別的だ」
などと相手のけん制を気にしていては、都合よくヤラれるばかり。

欲しくはございませんが、
「中国は日本の領土だ」
「韓国も日本のモノである」
胸を張って主張しても面白うございます。

そして、勝ち取った暁には、歴史などをアップデートすればイイのでありますから。
勝てば、そこの住民を奴隷として働かせ、税金などはかなり楽になるわけで、イイこと尽くしではございませんか。

などなど妄想しつつ、カニを食いつくしたのでございました。

2022
06.23

人里離れた墓地に行きました。
都会の墓地とはちがい、管理もされていない墓地があるのであります。
この墓は、他人の墓ですが、建立したとうじは、たいそう立派な墓だったのでしょー。
が、いまは無残。

こういう墓をみますと、現在の子孫の生活が、いかなるものかが見えてきます。
墓相額に曰く、
「先代より大きな墓石は凶。ちいさな墓にすべし」
こじんまりとした清楚な墓にすることで、先代から憎まれず、成仏できるというらしいのですが、ホントかどーかは分かりません。

ただ、経験則から言えることは、墓云々よりも、こまめに墓参りをすることが吉に通じるということであります。
では……と何回か行って、「さっぱりイイことが起きません」と功徳を目的にしてもダメでありましょー。

また墓参りを、いったん止めますと、目的の墓がどこにあるのか分からなくなることも多いのであります。
見つけたとしても、
「こんな見すぼらしい墓だったかな?」
浦島太郎になった気分。

しっとりとした気持ちで、故人が昨日まで生きていたたかのように偲ばれるのが最適でございます。

中学の時、夏休みに、四代前に住職をしていた山寺の墓地に、友達の斎藤と一晩中、居続けたことがございます。
目的は、昆虫採集ならぬ「人魂採集」にであります。
ウソつきの叔母たちに、あそこは必ず出る! と脅されておりましたし。
「人魂を捕まえたら前代未聞だべじゃ」
で意見が一致したのであります。
昆虫網を腰に差して、汗を拭きつつ暗がりの中を、人魂探しをしたのであります。

結論からいえば、人魂はおらず、ただやぶ蚊に百か所以上も刺されたこと。
が、面白いことがございました。
墓地のどこからか、しくしく泣くお女性の声を耳にしたからです。
「!」
と二人で、身をひそめて墓地をうかがっておりましたら、中年らしきお女性が墓にすがって泣いているのが夜目にみえてきました。
幽霊かも…ゾクッといたしました。
勇気を出して、どーしました、と声をかけてみたのです。

「ギャッ!」
と、お女性は腰を抜かした格好で、すっとんで行きました。
懐中電灯で照らしたら、その墓の前に食いかけの団子が残されておりました。

モリオカに戻りますと、墓参りをしないと、どことなく落ち着かないのであります。

2022
06.22

多くの男たちがそうであったかも知れませんが、私メも一時期、オートバイにのめり込みましたです。
16歳で免許を取りまして、もう狂ったよーにオートバイが欲しかったのであります。
しかし、
「危ないから」
それはそーでしょう。とうとう学生時代には手に入れられませんでした。

24歳で初めてカワサキの650だったかを手に入れた時は、わなわなと太ももが震えました。
が、二年で卒業。
ある日突然、バイクに対する興味が失せたのであります。
半年ほど雨ざらしにして、もう忘れましたが、いつの日か中古屋に引き取ってもらったのであります。

パチンコにも狂いましたです。
いまでいうギャンブル依存です。
気がつくと、パチンコ台の前に座っているのでありました。
その日の日給を30分もかからずにスッタこともザラでありました。
「オレは何をしているのだ…」
つくづく自分がイヤになるのですが、翌日には開店前から並んでいるのでございました。
これは3年ほどでピタッと止めましたです。
やはり、打っている最中に、突如として興味が失せたのでありました。
足元にたまった大箱2杯を、そのままにして店を後にし、それ以来、パチンコ屋に入ったことがございません。

これはジョークですが、あるお女性から、
「オノさんはセックス依存症です」
彼女は素人心理学者でありました。占いでは私メに勝てないものだから心理学で対抗しようとしていたのでしょー。
ネットで30項目に答える質問があり、そのURLを送ってきやがったのでした。
100点でありました。
「ほーら、完全なるセックス依存症だよ」
「ということだね」
「サイテー」
後日、そのURLを知り合いの男たち数名に送ったところ、全員が、
「満点でした」
ネットの心理テストなんて、こんなものでありますです。

世間で依存症地とか騒いでおり、依存症というのは大変な害あるものなのでしょう。
でも、熱中できるものではないかと。
「度を越さなければイイんです」
とは申されますが、度をこさなければ、ただの趣味。趣味程度ならさっさと止めた方が良いというのが私メの勝手な考えであります。
やるならトコトン。
なにひとつ夢中になるものを持っていない愚衆には分かるはずもございません。
あの熱中している時の高揚感、この世のモノとも思えぬ陶酔感。体力気力のギリギリのところまで自分を追い詰める幸福な自虐感。

恋愛だって依存でありましょー。

おそらく私メは占い依存症であります。
バンザイであります。