2023
10.10

画像の本を出したのは、もう20年以上も以前のことであります。

先日、お客様から、
「池袋の占い館で、先生の本を見ながら鑑定していた占い師がいましたよ」
という意味のメールがございました。
「なんだか損した気分です!」の文章で締めくくられていました。
これで二人目であります。

嬉しいよーな、オショシイよーな複雑な気持ちでございます。

この一冊は、一か月で仕上げなければならず、朝4時過ぎに家を出て、始発で事務所に向かい、10時まで執筆という過酷なものでありました。
なにしろ720パターンの生年月日でございます。

原稿はほかに特集なども何本かありました。

書き終わったら、卜易編も追加を頼まれ、膝から力が抜けた思いを憶えております。

十二天将祥星占いとは、六壬神課という占いでございます。
この占いは、本来は、「その時」で占う卜易に属しております。
それを「生年月日」を基に運命を占う命の占いに光を当てたものでありました。

もはや、これほどの分量の原稿を短期間で仕上げるパワーは残っておりません。

あのとき書いていて良かった…!という気持ちが正直でございます。

十傳スクールでも、いつかは「やる!」と言いつつも、手付かずの状態でございました。
すでにテキストのだいたいは完成はしておるのでありますが。
私メの断易は、この六壬神課の内容を吸い取っておるところが多分にございます。

六壬神課は、豊臣秀吉が的中の凄さに危機をおぼえ、焚書させたという伝説がございます。
ほとんど滅んだ占いだったものを阿部泰山が資料を集めて復活させたらしいです。

面白いのは、月を、「月将」と呼び、月の切れ替えが節気を後ろの節気を用いる西洋占星術の星座の切り替えと同じところ。そして、たとえば10月の月将は、「卯」としているところ。

おっとと、お話が逸れましたですね。
来年度あたりに、公開しようかなとは考えております。
「ホントにホントですか、いい加減にしてくださいよ」
と言われそーですが。