2010
09.23
限定200部のカレンダーでございます。
ブレーメンというちっぽけな会社をやっておるのであります。
ブレーメンとは、童話の、アレであります。
使い物にならなくなったロバとかイヌとか鶏とかの、アレ。
つまり、メンバーは私同様に先の見えた連中。出版社から、いつ捨てられてもおかしくない連中が、ヒヒーン、ワンワン、コケコッコーとばかりに設立したのでありました。
そのブレーメンは、学研の本とかを作成もしていますが、
ノンナ・デル・マーゴというサイトもやっているのであります。
そこで、このたび、2011年度のカレンダーをば作ったのであります。
ただいま予約受付中なのであります。
リンクしていますので、ちょっとのぞいてみてやってください。
限定200部とは、ほんとうはいっぱい刷りたかったのですが、
「売れるべがや?」(オノ)
「さぁ、どーでしょう。しかしですよ、300部は売りたいですねぇ」(担当の久保田)
「無理だべや」(オノ)
「そうでしょうか?」(久保田)
「問題は値段っすよ」(雑誌担当の木林)
「儲かりたいものですよね」(久保田)
「ダメだべよ」(オノ)
こういうやりとりが延々とかわされまして、200部に着地。すべて売れてやっと収支トントン。
「こんなものなんでしょうかねぇ」(久保田)
「こんなものっすよ」(木林)
「2012年で儲けっぺし…」(オノ)
そのあと、ながい沈黙が続くのでありました。
ヒヒーン…。
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2010
09.22
たまには、月見だんご。
風情に浸るのもわるくないものですねぇ。
お茶の代わりに、コーラを飲みました。
なにしろ東京はあつくて、それに本日はいろいろとつかれる一日だったからです。
冷蔵庫にビールもなかったことだし…。
なぜ九月のこの中秋は名月と言われるほど月がきれいなのでありましょうか。
色白の女の襟足のように冷たく澄んでいるのであります。
視線を知りつつも、しらぬふりで通り過ぎる女のような月。
「あのぉ……」と声をかけても、読みかけのページの区切りのいいところまで読んでから、「なぁに?」と怪訝そうに見上げる女のような月。
いいですねぇ。
ぞくっとします。
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2010
09.22
この世には理解に苦しむ物体があるのであります。
これがソレ。
ゴミ箱ではありませぬ。
簡易便器でもございません。
ビールを冷やす、クーラーなのでありました。
昨日、事務所に届けられたのであります。
どうも、ありがとうございました。
電池で冷やすような仕組み。
白ワインを冷やしたら、いいだろうと思いました。
アイスクリームは出来ないものかと思っておるのです。
小学校のとき、寒冷期の二月頃、学校でアイスクリームを作らされるのであります。理科の授業の一環として。
試験管の棒付きギャンディー。
牛乳と卵と砂糖だけなので、シャリシャリするのであります。
バケツいっぱいに雪をすくい、塩を入れて凍りやすくさせたのちに、試験管を並べて雪の上に刺すのであります。
この素朴なアイス…シャーペットですが、それを作ろうと思うのですが、そこまで冷えるかどうか。
しかしですよ。
失敗は成功のもと。
生卵でも茹卵でもない温泉卵というヤツがあるではありませぬか。
マジ恋愛でもない、遊びの恋でもない恋。これがもっとも楽しい恋愛であるようにであります。
これは楽しみになってきたのであります。
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