2011
11.15

旅行というほどの距離ではありません。
自宅からわずかに50キロほどの、三浦半島の突端の町までドライブしたのでありました。

名も知れない海岸で車をおりたのでありました。

方位は、距離に比例して効果がでるものであります。遠くであればあるほど効果的なのであります。
が、欧米までは距離がありすぎます。
ヨーロッパは西だとか、アメリカは東だとか言われていますですが、それは眉唾でございます。
地球が球状だと解明される以前の、揚子江周辺で編み出された方位術でありますから、遠くてもせいぜい2000キロの範囲で判断するのが、方位術に適応した考え方でございましょう。

さて、私メは、その三浦半島の突端に宿をとったのでありました。
地魚とマグロの夕食には酒はつきもの…というか、お酒をふくいくと味わうには、あまりにも揃いすぎた肴でありました。

さて、翌朝、それは今日のことでありますが、宿の前の海岸で、
「おお、これは…!」
と目を引く『霊石』が波に洗われているのを発見したのであります。

周囲の目を盗み、その30キログラムほどの石を引き上げ、車のトランクに積んだのでありました。

さて、方位には時間ということも重要視いたしますです。
吉方位の場所に一定時間とどまることが大切なのであります。
それに、その石を引き上げ、帰宅するには時間的に問題でありました。

で、興味のない、油壺マリンパークで時間つぶしをしたのでありました。
観客は13名。
まことに淋しいショーでありました。
でも内容は充実していたと、このスタップの頑張りのためにも申し添えておきますです。

帰宅したのは午後をかなり回っておりました。

クルマから巨石をおろし、インスタント珈琲をすっていたところ電話がございました。
新規の仕事の電話であります。
それから続けざまに四本の電話があり、すべて仕事がスムーズに滑り出す内容でありました。

ふーむ。
「ちと出来過ぎている」
と、ここまでブログを打ち込みながら思うのでありますが、事実なので仕方ありません。
奇門遁甲方位術…。
私メの頭のなかで、その方位術に対する畏怖というか驚愕というか、いやいや、それは大げさですが、「なーるほど」という思いをあらためて感じたのでありました。

『霊石』は、いまガレージの隅に、粗末に置かれたままであります。