2013
10.24
10.24
敷地内を見回りしておりましたら、熟した柿がいくつもいくつも落ちてばっくりと割れているのでありました。
ああ、もったいない。
ちょうど食べごろだったのに。
渋柿ですから、焼酎につけないと渋くて食べたものではありませんが、それでも実が疼いているようでございます。
ガリッと堅い柿が好むお方もいます。
私メはドロッとした腐りかけが好物でございますです。
お女性と熟柿とを年齢を重ねてみるのは愚かでありましょう。
40代後半が、ソレだというかと思うと、30代ちょいで熟柿のようなお女性もおりますです。
若々しくみえても笑った時に、歯茎が痩せているのをみて、実年齢を知ることもありますです。
異常に年齢にこだわり、ジョークで「もう40なの?」と指摘すると、バカに噛みついてくるお方もおって、様々であります。
30代で、会話している時はまるで女学生なのに、じつは熟している人が、たまにいますです。
熟していることを隠しつつも、ある時点で我慢しきれずに悶えられると、それは男冥利に尽きるものでありましょう。
しかし、熟していようが堅い実だろうが、心の襞が吸盤のように合うことが大事でございましょう。
「なにかあった?」
「どーして」
「声がいつもと違うから」
こういう下地がなければ熟柿も不味く感じられるかもしれませぬ。
地面で割れている熟柿は、どうやらそういうお女性の化身だったかもしれませぬ。
ハートを優先しなければならないというのではなく、それは男に対する許容度の問題でありましょう。
そして、男にも同じことはいえるのでありましょうね。