2023
09.21

モリオカは、最高気温が22度とグッと涼しくなり、朝から雨。
家の中にこもることに決めました。

家の片づけをしていましたら、チャイムが鳴り、それは従弟の、よしおちゃんでした。
「お兄ちゃん」
と60代のよしおちゃんは、60代の私メを呼び、目にうっすらと涙をうかべ、
「おかぁちゃん死にました、10日前に」

知っていたともいえず、「そーかぁ~」。

それにしても、よしおちゃんは、随分と老けておりました。
市の教育関係で役職についているみたいですが、
「次は我々の番だから、健康に気を付けないと」
と自然に口をついで出たほどであります。

雨が強くなり、雨音が会話を邪魔いたします。
おさないころ、一緒に遊ぶと、よしおちゃんは翌日、必ず熱を出すのでした。
そして、亡くなった彼の母親から「いい加減にしてね」とたしなめられたものでした。
そーかぁー、亡くなったかぁ~

それから、もくもくと家の中を片付け、ガレージの中を整理し、汗ばむほどはたらきました。
なつかしさと無常感がどうじにまざりあい、やわらかな気持ちになったのであります。

「私メも老いたかな」
タバコに火をつけるのでございました。

  1. 長い一日の終わりに先生の文章を読んで、私もやわらかな気持ちになりました。
    いつもありがとうございます。今からタバコに火をつけて一服します。

    ●十傳より→それはイカったです。