2015
10.18

四柱推命初等科がオープンとなりました。三年前にいちどやりましたから手順はいちおうは体得しているはずでありました。

しかし、前夜、何か忘れていることがある…と省みて「!」と心臓が縮まりました。

「タマゴだ!」
これでありました。

いつも新講座開講のさいに、受講生の似顔絵らしきものをゆで卵に描いてお配りし、そこでドタマにお顔と名前を一致させるわけでありましたが、このゆで卵アートをば、すっかり失念していたのでありました。

で、小雨振るなかを61歳は自転車をこいで卵を買いに行ったのてあります。

それが画像のヤツなのでございます。

一回目の講義は、10干12支の解説。
自分の命式を大運を合わせて作成できるところまで。

これで丸一日かかったのであります。

でも、基礎は大切。
ここを疎かにしてはあとで大変なことになるのであります。

4時の終了時にはヘトヘトになってしまいました。
基礎をわかりやすく説明することが、これほど大儀なことだとはタマゴアートを作成している時には予想していなかったのであります。

それでも受講生のみなさまはご理解していただいたみたいでホッとしておりますです。

これから四柱推命の森へと踏み入ることになるのであります。

 

2015
10.16

易において恋の卦は四つありますです。咸、恒、漸、帰妹であります。

その中の「沢山咸」はなんとなく微笑ましいのであります。
初爻は足の親指に性感帯があるといい、二爻はふくらはぎが感るとあり、三爻はお股。

四爻は貞節を守れとあり五爻は背中、上爻はキス、これは婚前交性の最後らしいのであります。

むかしのことだと一笑しがちでありますが、もうひとつの恋の卦の「雷沢帰妹」になりますと、徹頭徹尾、肉体関係を論じていて、とこにお女性の愛欲の泥沼化で貫かれ、ばかりか近親相関にも及ぶ如き凄まじさなのであります。(近親相関については一般書ではカットされておりますです)

ところで賢母はもてはやされますですのに、賢妻はあまり喧伝されませんです。良妻と言われますですよね。

賢女と良女と、妻と女を入れ替えると、なんとなく男たちには納得できるはずでございます。

賢いお女性より、良いお女性を選んでしまうのでありますから。

賢いお女性はベッドでも仕事の話をしそうでございます。コトの最中においても「昨日の、あなたの発言なんですけど」と言われそうであります。そして、あまり美味しそうでありません。「そんな下品なことはできません」なんと叱られる危険も。

そこにくると良いお女性は、すべて分かってもらえそうです。
夜には妖婦になってくれるよーな感じがいたします。

で、悪いお女性とは、朝昼晩、これが妖女であります。仕事中でも男が喜ぶかと思ってエロ話をするお女性。たしかに男は喜びますですが、「こんな女と一緒になったら、困ったことになるであろー」と不安を抱くのであります。

と、単純にお女性を三区分いたしますと、恋愛で不利なのは賢いお女性と悪いお女性ということになり、実占のケースでも失恋や男に逃げられるケースが多いのでございます。

さいきん、男が結婚したがらないのは経済的な理由だけでもなさそうであることが、ここから読み解くことも可能かもであります。

たまには徹頭徹尾、雷沢帰妹の日があってもよいのではと。

え、なになに? 毎日、雷沢帰妹ですと?
であれば、悪い女でありますね。私メは大好物でございますけど…。

2015
10.15

断易初等科は、六か月延長しまして、次回から三冊目のテキストに入るのであります。

講義しておりまして、じつは不安だったのであります。
「ちゃんと覚えてもらえているのだろうか?」
「教え方がマズイのではあるまいか」
「急ぎ過ぎているのかもしれないぞ」

しかし、先日、ある受講生からご質問があり、本人の解釈が添えられていて、それを見て、ホッといたしました。
「おおっ、キチンとおぼえている!」と。

断易は知識よりも、日々の実占が大切なのであります。

「実占しながら原則を踏まえて解釈する」

これが王道でございます。
ちょっと齧っただけではいけませぬ。
知ったかぶりになり、いい加減な解釈をして原則を曲げてしまうと、奥義に到達することはできませぬ。
いい加減な解釈でも、当たりますから、そこで名人気取りになってしまうのが断易の恐ろしい落とし穴。
原則から逸脱すると、さざ波のような細かな解釈へ向かう道が閉鎖されるのでございます。

「吉凶」と「状況判断」

この二つを分けることも大切であります。

とても独学で到達することは叶わぬ占術でございますです。

初等科の最後の六回をクリアすれば、次は中等科、高等科へとだんだんと加速度的に進むのであります。

名ばかりの名人はたくさんおいでであります。
が、二言三言喋っているのを耳にいたしますと、「まだまだであるな」と感じてしまい、「十傳スクールはたいしたものだぞ」と手前味噌に帰結するのでございます。

へすけた奇門遁甲、おまぬけな四柱推命が溢れております。

おそらく中身は空っぽで、いつニセ占いがバレルか心配だろう名人さんを一列に並べて端っこからバリバリと自動小銃をぶっ放つ妄想にかられつつ、「これは、もうしばらく講義を続けなければなるまいて」と思ってしまうのでありました。

本当の名人、達人を育てなければなりませんもん。