2023
09.12

そのとき、相談者の姿がゆらぎ、ろうそくの炎が見えたのでございました。

「親の墓参りをしてよろしいでしょうか?」
この質問でありました。
問題をある親御さんのよーでありました。
とーー。
吉方位なのですが…という声が聞こえた直後。
その炎は、ほんのつかの間でしたが、顔がろうそくの炎と重なったのでした。

とたんに私メの両眼がしぶくなり、開けているのがつらく感じました。
一瞬目を閉じました。
そして開けたら、もう炎は消え、相談者の顔。

「たしかに、その方位は大吉方位ですが、これは取りやめにした方が賢明でしょー」

奇門遁甲家相講義に、カンを鍛える「訓練」のコーナーを入れております。
そこでの講義のとおり、モヤモヤした粒々が、相談者と私メの間に降り下りた感じだったのであります。

原則として、霊の存在を信じてはおりません。
が、否定することも致しません。

この世には、科学的にも占い的にも、分からない奇妙な現象があることは、たしかにございます。

悪い霊魂に引き寄せられたとしか説明できない現象が、長年、占いをやっていますと起きるからであります。

相談者の選んだ「吉方位」は、奇門遁甲で大吉方位に当たっております。
しかし、別作用、あるいは副作用では、呪術的に、生贄を必要としております。

「親か兄弟姉妹に、まず墓参りに行かせ、その成り行きを見てから、行くことをお勧めします」
と告げました。つまり、
「誰かに試させてから」
でございます。

そろそ秋のお彼岸が近こうございますね。