2023
09.30

すごく好きというわけではございませんが、電車での移動が好きであります。
自宅から事務所までの所要時間は90分。
じつにイイのであります。
これが30分以内だと便利でしょーが、私メには物足りません。

東海道線の60分が、私メには必要なのであります。
だからと言って有意義に過ごしているかと問われると、
「いえいえ、ただひたすらにボンヤリと」
と答えるしかないのであります。

年に一度か二度、事故などで大幅に遅れることがあります。
でも、備えとして、バックの中にはナッツ類とかを入れておりますので、車内から人が消えても、悠然としていられますです。
CAさんが回ってきて、
「復旧までに一時間以上はかかりそーですが」
と心配されても、「大丈夫です」と楽しむことが出来ますです。

だいたいにしてトラブルがあったからと、乗り継ぎする行動は無駄が多いことを経験で知っております。
大汗をかき、ヘトヘトになるばかり。

こういう時は、CAさんたちだって、実際のところ分からないのでありますから、質問しても怒鳴っても仕方ないのであります。

ジッと動かないという選択が八割方は正解なのであります。
残る二割とは、その車両から全員が降ろされる場合。
混雑したホームにたたずみ、途方にくれるケースであります。
「これも人生経験」
と思うしかないのでございます。

国からも保証されていない易者という変動の多い仕事についている、数少ない楽しみだとお許しくだされい。

  1. 電車移動が好きなんて羨ましい
    私は公共の電車やバスが苦手で
    この歳になっても上野駅で迷子になります
    昔、昔、バスにバスガイドさんがいてキップを切っていた頃
    幼い私は一人でバスに乗ったのです
    目的地までのキップを買い、もうすぐ目的地だという時
    「あれ、次降りますと言った方が良いのかしら」
    「黙っていたら止まってくれないのかな?」
    降りる停車場が近づくにつれて私は焦りました
    でも大人しい私はモジモジと何も言えず座っていたのです
    この世の終わりのような心境の中
    バスは私の降りる停車場に止まってくれたのです
    「うわっ、助かった~」
    降りる所を覚えていてくれたバスガイドさんに感謝したのでした

      ●十傳より→山では迷わないのでは…。