04.13
旧岩崎邸の、この階段の下には地下道につづく階段が隠されておるのであります。
「この先は非公開」
と記された札がすすけてかけられているのであります。
撞球場へ続いているとかでしたが、目的はビリヤードをするためではありますまい。
濃密な死の匂い。
圧迫してくる時代の空気。
ぜんたいをおおうエロテックな微光。
それは地下室、地下道の存在が、ひとつの楽器となって邸宅にひびかせているのかもしれませぬ。
地下道のはじまりは、広い面積をもつ地下室。
庭園に池があっては、地下室をつくるのに支障があったのかは謎であります。
靴音も響かず重たいのでこざいますです。
死はそこに息づいております。作られた死でありますです。
お女性が、男の力を借りなければ開くことのできない場所。到達できない深い音色。乳房から内腿に走る熱線とせつなさとくるしさ。涙と汗。
扉を開くごとに、ここはどこのあたりかと、庭園が気にかかるのであります。
地上はうららかな陽だまりに大木がまだらの影を落としていることでありましょう。
非公開。
四柱推命でいえば、幸運の鍵を意味する用神に等しいのであります。だからこその非公開。
この鍵を得さえすれば、運命を自在に操ることのできる幸運への裏メニュー。
希望してもお金を積んでも限られた人しか見ることのできない空間。成功するかどうかは、運命の地下道を知っているか否かにかかっているのでございます。努力も足掻きもすべては徒労。
地下室の幾重もの扉の奥に見えてくる地下道。
西洋の古い建物には、いまだ発見されていない地下道がいくつも存在するという話は聞いておりますですが、東京も例外ではありますまい。
従妹の死への旅路を、現実には存在しない地下鉄駅までおりて見送ったのでございましょーか。
背後には、やはり死の匂いを満々とたたえた庭園が広がっておるのであります。
死と接吻
クリムト の絵か、またはゴシックホラ-を連想させます
階段に差し込む光が
過去の亡霊たちを映し出すようです
●十傳より→シューベルトにも、死と乙女という曲もございますです。
先生が写られてる写真 明治の文豪みたいですね (^^)
●十傳より→それは光栄でございますです。
お身内の不幸という辛い出来事が
先生の影を 過去へと続く鏡の中へ閉じ込めたのでしょうか
この虚ろな表情
心が痛みます
●十傳より→大丈夫であります。
霊画、あらわれたでしょう
●十傳より→そんなものは存在しませんですぜ。
R.シュトラウスにも「死と変容」という曲もあります
●十傳より→もう少し別に訳はできなかったのでしょうかねぇ、でございます。
「死と変容」は、やっぱりカラヤンですね。
シューベルトと言えば未完成ですが、「死と乙女」の推薦盤が
有ったら教えてください。
やはりスメタナ合奏団でしょうか ?
●十傳より→音楽音痴でして…。
壁から少し浮いた煉瓦を引っ張り出してみると、土の香りが。そこを素手で削ってみると…
という、Edgar Allan Poe 的展開を妄想。ウフフ…
●十傳より→錆びたナイフが出てくるとか…漂流教室でしょうか、これは。
「黒猫」の最後に何かが出てくるんですよ。
錆びたナイフもまた、想像を掻き立てますね♡
●十傳より→最後は涙が出てくるのが一般的ですが。
立ち入り禁止の、いけない通路行ったのですか?
さすが先生!アウトローな、いけない男!
そのくらい蛾の通った人が一人でもいれば、安倍なぞコキ降ろせるのに…つまんない国になりましたなー。
●十傳より→係員にこっぴどく叱られたのであります…。
広大な庭に座山に従っていくつか杭を打っていれば、地のエネルギーを変えていれば
こんな事にはならなかったかも知れませんね
●十傳より→こんなことってどんなことでしたっけ。
あのビリヤード室はSMルームだと思ってました。(笑)
●十傳より→問題のお部屋でありますよね。
全然関係話なのですが、頭脳線を底辺にした二等辺三角形が出来ているのに気が付きまして、病気のサインなのか気になっています。ちょうど紹介状を貰ったところだったので。
●十傳より→それだけでは、ちと分かりかねますが、健康は大切ですぜ。
直角二等辺みたいな感じでしょうか。中指の下の位置になります。
まあ、前から悪かった部分を調べるだけの話なので、大したことではないのですけどね。栄養や睡眠を犠牲にすると、後からドンと来るのは実証済みです。
●十傳より→手のひらの大三角でありますね。念には念を入れなされ。
白衣の天使様に囲まれていて、何故か自分も白衣に着替えるという夢を数日前に見て、これは…と思い、病院に立ち寄ってみたのでした。
よく見ると頭脳線の起点が二つあって、環状線とつながっている方の線と、つながっていない頭脳線から上向きに出た支線で三角形になっているようです。
場所によって解釈が異なるところが難しいですが、こうして日々の変化を掴めるところがすごい占いだなと思いました。
●十傳より→手相も日々変化というか、その日だけの線が出たり消えたりいたしますからね。
無いが抜けました…
●十傳より→なんでしたっけ…。
「立入禁止」の札を無視できない性格というのは、虚しいものです。するりと通り抜けてしまわれた小野先生が羨ましい。無頼漢な殿方というのは魅惑的なお酒のようで、抗いがたいものがございますね。
●十傳より→堂々と振る舞えば、たいていのことは大丈夫なのでありますです。
小野先生こんばんは、私の恋愛遍歴を振り返ると、金行や火行の男性が多いんですね。まだ占いの知識がなかったころなので、今思うとやめればいいのに、文字通り不運期の火に油を注ぐように、ますます不幸になりました。占いに気を付けて癸の男性とも付き合いましたが、やっぱり癸と戊の火の干合でだめでした。男と付き合うと浪費家、貢ぐ女になってしまう私もだめですね。今年正財、入ってくる収入は少ないから、締まり屋になろうと思います。私に真実の愛はないから、一人でも生きていけるようお金が大事です。
●十傳より→なんともはやでありますね。