2022
05.25

ひとくちに開運と申しましても、いろいろであります。
金運だけでなく健康運だけでなく出会い運も恋愛運も、
「面白くなった」
と実感することがすべて開運になるのであります。

ところが、吉凶はあざなえる麻のごとし。
開運だと信じたことが、凶現象に暗転するケースが多いのであります。

平家物語曰く、
ーー祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。奢れる人も久しからず。春の夢のごとしーー

まさに、世の常を語る名文であります。
「なんで、こんな奴に出会ったのだろう!」
心が躍り立つような夢の期間は信じられぬほどの速さで過ぎ去り、あとに残るのは軽蔑と自己嫌悪と後悔。そして運命を呪う絶望でありましょう。

この吉が凶にひっくり返ることを、ボタニカルが救ってくれるのであります。
完全には救えなくても、ぎりぎりのところで最悪から防いでくれるのは間違いありません。

部屋を整頓し、外出のたびに植物を買い足していくのであります。

すると、みずみずしい気持ちになるから不思議であります。

が、ボタニカルの効果はそれだけではございません。
大切に育てているのに、次々に枯れていく現象に遭遇するはずであります。

その枯れ始めた時が大事。
誰に出会ったのか、どういうことをしたのか。どこに行ったのか。
これらを思い出して下さいまし。

多くは人間関係が原因で植物が枯れるのであります。
無意識に、負の「気」を体内に取り込み、それを睡眠時に吐き出すために枯れるのであります。
枯れ始めた時の人間関係などに慎重になることで、凶に暗転するとが防げるというわけであります。

まぁ、それでなくても、植物の価値が重要になる時代が近づいているのでございますです。

2022
05.24

自由を謳歌しよーと、クルマでモリオカから茅ヶ崎に向かったのであります。
約650キロほどありましょーか。
自動運転に、すぐに切り替えたのですが、けっこう、
「キツイ…」
すぐに後悔いたしましたです。

途中、バーキングエリアで、喜多方ラーメンをすすりましたです。
ラーメン丼の斜め前に、円盤型の奇妙なモノが、画像でご覧いただけたと思います。

これは、モリオカの北に三戸というところがございまして、そこの名物?の三戸煎餅のお赤飯なのであります。

もともと、南部藩だった三戸は、おおむかしにモリオカに移ったのであります。
南部煎餅は、耳にしたことがあるかと思いますが、
「三戸煎餅は…」
有名ではなく、地元の方だけで通用しているよーであります。
南部煎餅に比し、ゴマが少ないのが三戸煎餅。
が、三戸の方は、
「これこそがホンモノ」
どこにでもある元祖自慢なのであります。

さてさて、この三戸煎餅のお赤飯の作り方は実に簡単。
お赤飯を煎餅にはさんだだけ。それをサランラップで蒸らすと、硬い煎餅が柔らかくなり、しかも胡麻の香りが、コミンとするのであります。
見た目は、「貧乏おにぎり」ですが、お味は絶妙でございます。

食堂は客もまばら。
ラーメンと一緒に、三戸煎餅お赤飯をむさぼのでありました。
でも、これは胡麻が多い煎餅なので南部煎餅お赤飯であります、ホントは。

お赤飯は、レンジで2分のヤツであります。

朝出がけに、作ったのであります。

食い終えて、ふたたび高速で、一路、関東を目指したのでございました。

胃袋が満たされると、つい居眠りが。
ハッと気づくと、自分の腿がみえました。
一瞬、眠っており、首を落としていたよーなのであります。
でも、大丈夫。そこは自動運転システム。
ちゃんと路線を守って走っていてくれたのであります。

私メの愛車には、座席にマッサージが装備されていて、
「まるで年寄り車だな」
とバカにしていましたが、食後の眠気覚ましの一助になることを、つくづく知らされたのでございます。

しかし、もしも、岩手の物産展などで南部煎餅を見かけましたら、ぞうぞ購入して、お赤飯を挟んで試食してみてくださいまし。
多めに、紅ショウガを加えると、いっそう美味しゅうございます。

豆の煎餅ではなく、胡麻煎餅を強くお勧めいたします。

2022
05.23

老母と、郊外の蕎麦屋で、はこべの天婦羅を食ったのであります。
画像の手前は、ウド、そしてしその葉。はこべは、そのうしろであります。

「分かんねぐなったおんや」
と老母。
何だべと聞いていると、アパートの部屋代を滞納しているお方が数人いるよーだという話であります。
「もらっていて、それで忘れたのかも知れねし」

家賃のノートを見ましたら、
「うん、たしかに」
記帳するのも忘れたかもしれないと老母は言うのですが、いや、今年作成した確定申告書を思い出し、「ボケ老人だと、ナメられているかもよ」

家賃の受け取りを、老婆は、戦前の昭和初期の頃のように、現金で受け取っているのであります。
月末になりますと、その対応を玄関先でしているのでした。
しかも、「頑張らねば」とか「大変だべんとも、真面目にしていれば報われるんだから」などと説法も加えるのでありました。
それが、昨年あたりからかなりボケているのであります。

老母は、最近、仲の悪い野良猫がおりまして、
「ジッ、シッ」と追い払おうとしても、その肥満して貫禄ある猫は、薄笑いをうかべ、老母を睨んでいる現場を見かけたことがございます。

「しやねなぁ」
蕎麦をすすりながら、知り合いの不動産管理会社に電話したのであります。

急いで実家に戻りましたら、すぐに担当者が見えました。
「よくあるのですよ」
の社交辞令からはじまり、手慣れた所作で、テキパキと契約書を取り出して、その場で完了。

そーしましたら、どう調べたのか、丸一年間も払っていないお方が三人もいたのでありました。
「取り立てに行ったら殺されるんでねがと思ってさ」
なーに、ちゃんと知っていたのであります。

老母と仲の悪い猫は、私メがモリオカに帰ると、あまり姿をみせません。
すると小鳥たちも安心するのか、庭のベンチに腰かけてタバコを喫していますと、その小鳥たちは、手水で水浴びなどして伸び伸びするのでございます。