2022
05.31

あれからどーなっているのだろー。
この興味があり、だいたい35年ぶりで天台寺に立ち寄ったのでありました。

ちょうどタレント住職、瀬戸欝晴海が就任する前年以来の再訪なのでありました。
当時訪れたのは、天台寺祭りの時だったのですが、地元の民が、
「スケベ住職はくるな!」
の落書きが、便所と言わずいたるところに書かれていて、
「いいぞ、いいぞ」
ワクワクしたものでありましたが、一年も経たずに、彼女に帰依してしまい、それはメディアが持ち上げただけで、地元の民はどーか分かりませんが、
「なさけないことだ…オショシイ」
二度と、足を運ぶまいと、心に誓ったものでありました。

が、来て見ましたら、まず、拝観料として三百円をとられ、みわたすと色々と建物がたち、整備もされておりました。
紫陽花などが植えられ、パンフを見ますと、京都の紫陽花とか。
平気で外来種がバラまかれたわけであります。

あらためて憤ってきたのでありました。
長く続く石段の、前をヨタヨタいく老人の一群を抜きましたら、「追い越し禁止!」と言われましたので、
「アオリ運転だ」
とジョークを飛ばし、小汗をかきつつ、境内にたどりついたのでありました。

タレント住職の悪口を書いても仕方ありません。

奈良の大仏に使われた金の多くは蝦夷産でありましたから、天皇がそこに目をつけ、東北支配をする第一歩として、この天台寺を置いたことは、あまり知られてはおりませんです。
まずは宗教によって蝦夷民族のかく乱を狙ったことは明らかであります。

それを上手に利用したのが平泉の藤原氏でありましょーか。

宗教とは、こーして利用するわけでして、キリスト教でもローマ法王のヤツとロシア正教会とは別物。
ロシアとウクライナの戦争も、あるいは宗教戦争の一面がありそーであります。
もしも、そーだとすると経済制裁をいくらやっても無駄かもしれませんです。

オノ家も、この宗教トラブルで、修復できぬ有様なのであります。
老母の母、つまり私メの母方の祖母が信仰していた立正佼成会が「引鉄」でございました。
曹洞宗であるオノ家からは「他宗教」と睨まれているのであります。
私メが、モリオカの実家をまわりを歩いておりますと、親戚の奴らは、窓のカーテンを引き、外に出ていてもあたふたと家に引き返すのであります。
私メとて立正佼成会に対しては「敵」と決めつけております。
さりとて曹洞宗を信仰しているわけでもございません。

が、宗教トラブルの根は深く、先頭に立って老母を罵倒した、カクホ叔父の墓には、いつも唾を吐いておるのであります。
「この世から、あの世を呪ってやる。カクホよ、ぜったいに成仏はさせぬからそー思え!」と。

かようでありますから、宗教というヤツは、じつに厄介なのであります。

が、天台寺の立地は素晴らしく、正しい「気」が垂直に降臨するスポットでございますです。