2023
11.16
11.16
若いころは恋愛相談が多かったのですが、現在は、事業をされているお方からの相談が八割を占めております。
恋愛は情が絡みます。
が、事業は非情でございます。
両者の相談に対する対応は差異がこざいます。
答えにくい場合でも、ハッキリと断を下さなければならないのが非情に関する相談なのであります。
画像は、事業資金をめぐる相談でございます。
事業を占い、世爻(〇印)に子孫や妻財が付している場合は、基本的にはひと安心。
が、画像のごとく、子孫も妻財も伏している場合、これが易者泣かせなのであります。
子孫はお客様。妻財はお金。この子孫も妻財も伏してい待っていてはお手上げであります。
一部の見解として、断易は吉凶を見る占いなのだから、吉なら吉。凶なら凶と断じればよい、とするお方がおります。
しかし、そうはいかないのであります。
どーしたら事業資金を得るか。
これを卦から読み解くところに醍醐味かございます。
救いとして貧乏神の兄弟が空亡。
世爻が、その貧乏神を剋す官鬼。
でも官鬼はトラブルとか病気の意味もあります。
兄弟は仲間という意味もございます。
それらを慎重に剝がしながら、適切な結論にもっていく必要があるのであります。
むろん、万事休すという時もございます。
画像の雷山小過に、救いを見つけたのてありました。