2021
10.11

午前中の早い時間に鑑定があり、それを終えたとたん、
「やっていられない、もう」
事務所を飛び出し、列車に乗ったのでありました。
目的地はございません。

車両は私メひとり。
無人の車両に、今年最後の夏日の陽光の足が長く差し込んでいるのでありました。

「自由」「健康」「お金」
これを、しやわせの三大要素にあげていまして、その「自由」を満喫いたしました。

事務所から抜け出したところで、誰からも咎められない身の上ですが、それでも、鑑定料金をふところに、罪悪感が心地よくうずきますです。
「美味いラーメンを…どっかで」
脚はともかく、胃袋は健康体。

自由というのは、現実逃避にこそあるのかもしれません。
少なからずの、後ろめたさが伴って、はじめて「自由!」と小声で喝采したいのかもなのでございます。

そして目的地をもたないのですから、「この瞬間」がじつに充実しているのであります。
「いま」「いま」「いま」
その「いま」に自分は住んでいるのでございますです。

一休禅師の
『住む処無くして、将に其の棲む処を生ずべし』
円思想の境地を語った一文が残されております。

なんと贅沢な一日であることか。

かすかな罪の意識が、開放感と溶け合って、自由というスリルを作り出しておるのであります。

  1.  小野十傳先生・今この御時世ほとんどのヒトはいろんな意味で不自由なので、羨ましいと羨望の眼差しが多数ですね!

      ●十傳より→それはじゅぅじゅう分かっているのでありますです。

  2. 憧れを抱く人ではなく、人から憧られる人
    それが小野先生の今なんですね。

    ●十傳より→ワガママな人生なのであります。

  3. ラ-メン大好き
    地元に美味しいラーメン屋さんがあったのですが
    残念なことに、2・3年前閉店してしまいました
    店主が色気を出して商売以外のウマイ話に乗ってしまい
    借金だらけになってしまったようです
    美味しいラーメン屋は貴重な存在 
    残念 無念 チャーシュ-麺

      ●十傳より→そんなものでしょーか、世の中は。

  4. ただただ
    羨ましいです

      ●十傳より→でも保証のない生き方でありますよ。

  5. 私もお供しとうございます。

      ●十傳より→帰りはケンカしそーでありますよ。

  6. 学生時代のズル休みはなんとも言えない解放感と一抹の罪悪感。
    自分のためだけに使える時間はあっという間に過ぎてしまいます。

    ●十傳より→下校時までの開放感でありますね。

  7. 最近激疲れしてたので、数少ない自由である有休という制度を使って、仕事のあとに同じく電車の旅に出ました!
    悪くなりそうだからと作ったゆで卵を食べきれず、おやつがわりに持って
    今日はアイディアを練って、殻をむいてみようと思います(冷やしているので悪くなっていないはず)

      ●十傳より→上手に殻をむいてくださいまし。

  8. 先日の、ホテルのフロントに誰一人いなかったという方、
    何となく心配です

      ●十傳より→なんとなくね。