2019
03.06

春のいきおいは、もう抵抗できないほどであります。
炎でも立ったかのように、残酷なまでに花が咲きだしているのでありました。

奇門遁甲にも、丙の勢いは時代の流れのようであって、逆らうとかえって自滅するという方位がございました。

時の波に呑み込まれずに渡り切れるかどーか。

我々の常識にも限界がございまして、明治時代の常識が通じないよーに、いやいや昭和の常識すらも通用しない時代に変化していることを感じますです。

が、運命学には「大いなる常識」というものがございます。
時代が変わろうと、時を超えて大木が樹立するみたいに不滅の常識。

春が来れば梅の花か咲き、結実して、やがて秋へと向かっていくよーに、時代が移ろうとも人間の本質は変わらないというものであります。
「そんなことは知っている」
と賢ぶっても、なかなか大いなる常識は見えてこないものであります。

大いなる常識の10個ほども知らないのが現実でありましょう。

十傳スクールでは、冗談まじりに、ぽつりぽつりと公開していますが、
「そうか!」
と気づいてくれているお方は少ないので、安心でもございます。

しかし、じつは占いとは、その大いなる常識を知ることなのかもしれませぬ。
4月開講のために、テキストの手直しをしつつ一人思うのでありました。