2023
04.21

不気味な午後でありました。
太陽の光が黄砂のために拡散し、大地をにぶく照らしているのです。
モリオカに18歳まで住んでおりましたが、
「こんな光景ははじめてだ」
なのでございます。

この世の終わりを予兆させる濁った空には、カラスの姿すらございません。
風は渦を巻き、大気を灰色に汚しているのでありました。

私メは、業者と、そんな空を仰ぎつつ、太陽光パネルの話に耳を傾けていたのでございました。
いうがままに電気料金を支払うことに抵抗があり、ならば電気も自給自足しかあるまいと思ったのでございます。検針員による電気量の計測に任せるのではなく、健康診断の数値で体調管理をするよーに、電力消費量を、たとえば空調の使用を抑えてみたり、部屋の照明をしぼったりして、自分で電力消費をチェックすることが大事なのだと思った次第でございます。

しかし、核戦争によって何年間か黒雲が地球を覆い太陽の光が使えなくなったら…太陽光パネルも無駄か。
と、そこまで考えた時、そうかと妙に腑に落ちる連想がはたらいたのでございます。
「地球温暖化がこれで終息するということか」と。「核戦争は地球の自浄作用かもしれない」と。

時代は悪化の一途をたどっていることは明らかであります。
為政者どもに都合よい儒教的な行動の行きついた結果がコレでございます。
対する道教的な生き方、つまり能力を隠せ、権力に重用されるな、秘伝を秘伝として隠匿すべしという道こそが大切なのかもしれません。

選挙カーはさかんに「新しい政治」をガ鳴っておりますが、果たして正しいのか。

仮想通貨にせよ、ワクチンにせよ、情報にせよ、我々は騙されている。騙されていると直感しながら、ただただ流されている。
自給自足の道しかないのかもしれません。
食いものを自分で作り、あるいは狩りをして、野山に分け入り薬草を選別し、そーして自分で身を守り、自分の直感で行動する。

いまになってはじめて占いの基本を実感したしだいでございますです。

2023
04.20

郷里のモリオカにおります。
関東より三週間遅い春であります。

庭は荒れ、やがて雑草の茂る前奏曲のよーに、可憐な花が咲いているのであります。
ここで、優しい気持ちになってしまうと、タイヘンなことになるのであります。
無情に花々を刈り取らねば、庭は手の付けられないほどの雑草に占領されるのでございます。

小生意気なお女性を、その若さの輝きにいうとおりに聞いていると、とんでもないオババに化すよーに。
「男もだべ」
ジジイなんか、ところかまわず屁をコキまくるべ。
なんていうオババ殿を目を霞ませて眺めると、若い頃の容姿が見えてくるのでございます。男殺しの小悪魔の頃の容姿が。珍魚落雁の頃の容姿が。
繊細でいちずで、別れ際にこころもち肩をすくめサヨナラを告げ、けれど意地悪て冷たくて残酷な魅力のあった少女の頃の容姿が。
お小水すらも清らかな聖水で、さあ、ぶっかけてくださいと哀願すらしたものを。

それなのに時は恐ろしい。
雑草のよーに強く成長してしまうのであります。
二十歳で死ぬって言ってたくせに。美人薄命だったなら、いまでも偲んで悲しむものを。
可愛らしかった笑顔が、ああ、いまでは痩せた歯ぐきから歯根がのぞき、おもわず視線をそらしてしまってしまう変化。
「重力の力に逆らえず」なんて諦めずに、重力に逆らってくださいまし。
図太くなるのは仕方ないにせよ、ホントになんとかしてください。
だからといって無理な若作りは、もっと不気味ですからね。

問題は、この雑草の花であります。
毎年、この季節になると迷ってしまうのであります。
花が枯れてから刈り取るべきか否かを。

2023
04.19

単独で何かを成し遂げようとするお方に、私メははなむけ奉ることにしておりますです。
それが今の世の法律に背くことであったとしても。
無能な代議士は、「民主主義に対する何とか」と怒ったふりをしていますが、民衆を朝鮮の宗教漬けにしての民主主義なので発言に迫力がございません。

占いは、個人の運勢の流れを読み解き、それが時代と同調していれば「成功」するだろうと予測いたします。たとえ運勢が強くて個性的だとしても、時代と同調していなければ「残念」でしたと言うことになるのであります。

私メが若い頃は、学生運動が盛んでして、いずれは自分もひと暴れしたいと妄想したことがございましたが、大学生になったときには、学生運動の流行は去った後でした。しかし、それとは別に、学生運動も、集団での運動に過ぎず、そこになにがしかの抵抗はございました。

野球も、サッカーも、ラグビーも、駅伝も、「好きではない」というのは、それらが集団行動だからであります。「チームのために貢献したい」という選手どもの言葉が、それがたとえ出まかせだったとしても、ゾッとするのであります。

中国やロシアや米国との戦争も否定いたしませんけれど、しかし、軍隊という集団に組み込まれることを思うと、想像しただけで発狂いたしますです。

老人たちが、退職後に、数人が集まり飲みあうというのも気持ちの悪い光景でございます。

とにかく一人で計画し、道具を作り、そして行動も単独。
そこに心からの声援を送りたいのでございますです。

季節ははやくも初夏の様相。
桜も散り、気狂いの口の中のよーに真っ赤なツツジの花が国道を飾っております。
時代はとんでもない場所に我々を強制時に誘っているのでございますです。

占いは一人で生きるすべを教えてくれるのでございます。