小野十傳オフィシャルサイト

夏になりましたねぇ。
今夜は、いただいたアスパラガスの鍋にしました。

アスパラをスライスして鍋にぶち込むだけ。

色々な食べ方がございますが、いただいたものが太かったので、もう、
「これしかないだろー」
ということになりました。

この食い方は、モリオカで中学の仲間に呼ばれて行った先の料理屋で、
「オノさんのために」
と振舞われたことがキッカケであります。

「この人、なんにも食べねのさ」
女将が私メを指さすのでありました。
舌が肥えているというのではございません。
私メは酒を飲むときには、肴は不要であります。
その店では、先付が７品、刺身が５品、魚料理。それから鍋ものが出て、さらにステーキとごはん。デザートまで振舞われるのであります。
アユの塩焼き１尾で十分なのでございます。

とてもとても食えませぬ。お酒を堪能できないではありませんか。

けれど、アスパラの鍋が出た時は別でした。
ペロリでした。
「やっと食ってけだぁ。あだすも随分とさ、オノさんはどんなものなら食ってけるえんかって考えたのす」
と女将。

会合に参加するのは４回に一度くらいなのですが、この女将は私メのことをよく覚えてくれているのであります。
だからお忍びでは使えませんです。

以後、アスパラをスーパーで見るたびに、アスパラ鍋が頭をよぎるのでございます。

以前に買った、この外付けのDVDのリコーダー。
見ることはできませんでした。
セットしても、へんな表示が出るばかりでスタートしてくれなかったのです。

事務所にDVDの装置が内蔵されているものがあるので、
「ちきしょう」
と思うだけで、さして支障はありませんでした。

が、どーしても見なければならないDVDがありまして、しかし、いくらセットしても映像がスタートしないのであります。
10年前のヤツは、すんなりとスムーズに映像を見ることが出来たのに。

知り合いの数人も、やはり同じような現象で、
「家にはあるんだけど」
やっぱり諦めていたことを思い出しました。

ＰＣの精度は改良されていますが、不便なことも多いのであります。
検索ワードで調べろとばかり、取り扱いの本もなく、であれば有料で専門のお方に頼むしかございません。
しかし、数か月前に突如として、ＰＣの音声が聞こえなくなり、専門というスタッフに依頼しましたが、四時間かけて、
「壊れてしますね。外付けのスピーカーを付ければ聞こえます」
捨て置かれました。

が、そのあと、素人なりに試行錯誤をしましたら、偶然に音声が聞こえるよーになったのであります。
試行錯誤しすぎて、もはや、どーやって直したのか分かりません。

さて、ＤＶＤ。
商売っ気を出しているのだと考えを切り替えたら、「おそらくソフトが入っていないのだ、そのソフトを買わせるつもりだな」と当然のことに気づいたのでございます。

ガリガリと頭をかきむしり、「ＤＶＤ　映像　無料ソフト」と検索したら、「これだな？」が見つかり、インストール。
10分ほどで映像が出たのであります。

それだけで二日分の神経を使い切り、見なければならないＤＶＤをほったらかしにして昼寝をするのでありました。

世の中が悪くなるのは当然でございますです。

鑑定が、そろそろ終わろーとする頃、お客様は、バッグの留め金をはずし、うすいビニールの袋から取り出したのが、この画像の写真でございます。

瞬間的に鑑定が狂いだしました。
えっ、絶句する私メに、そのお女性は、「おぼえてらっしゃいません？」
そしてピンクの服の少女をさして、
「これわたしです」

もういちど生年月日を見返しました。
40歳であります。
とすると、10歳ころとすれば30年前。
ジプシーに追放され、食い詰めていたあたりであります。

「先生の御本を読んでいたら、よく両親に叱られました」
それはそーでありましょー。
子供は読んではいけない内容だからであります。
「でも」
読んでいました、と笑顔をみせるのでした。

たしか、おもしろいHRをしたいという教員がいると、編集者から誘われた記憶が少しあります。
思い出してきました。
ギャラは3000円。
場所は町田市の小学校。
内容は「お化けを見る方法」
雨の降る日で、校舎の軒先でマントなど衣装を着たということもフラッシュバックしてきました。

「いつか困ったとき、占ってもらおうと思っていました」
易者の顔を崩してはいけないと自制しつつ、どーしてもペースを戻すことが出来ませんでしたです。