11.17
海から引きあげてきた『霊石』とは、これであります。
ガレージでしずかに乾燥しているのでありました。
手のひらをあてると、あたたかくも冷たくもなく、代わりに、ジーンと弱い静電気のような何かを感じるのでありました。
石というものは、これでけっこう凄いものがございます。
むかし、鎌倉の長谷寺の洞窟内から拳大の石を持ち帰ったところ、悪いことが連続し頭痛や吐き気までしたことがございます。
慌てて返しましたが、返したとたんに肩が軽くなったことを記憶しておりますです。
が、この霊石は心にやわらかさを与えてくれるようであります。
「まあま、ガレージなんかにおいて、恐ろしいこと…!」
と霊能者は眉をひそめるかも知れませんですね。
しかし、霊石とはいっても、石は石。
甘えさせてはいけません。
海から引きあげてやったのは私メであります。
すこしは恩を感じてもらいたいものなのでございます。
でも祟られてもつまりませんです。
今晩はボンジョレヌーボの解禁日。
羊の肉とワインとで、霊石を祭るのでありました。
これで、私メの不道徳もすこしはおさまるのか、それともさらに刺激的な悦びをプレゼントしてくれるのか。
いまからワクワクしているのでありました。
獅子座流星群が夜空に展開しているらしいのでありますが、そういう時は岩や石などにその「気」が降臨するという説もございます。
無軌道の流星群の影響には注意が必要。
石をガレージに置いているのも、その理由かもしれませんです。
何をもって『霊石』とするかを知りたいところでありましょう。
これはいろいろと難しいのでありますが、簡単に判断するのは、眺めていると、つい、うとうとと眠気を誘うような石。これを霊石と見て間違いはありませんです。
霊石のなかでも「貴石」と申します。
見ていて「やる気」を呼び覚ます石は「活石」でありますが、これは注意が必要。一時的に金運などが上昇いたしますが、体力をいたずらに浪費し、やがては病に至るからであります。態度も傲慢になったり粗野になるものであります。
難しいようでありますが、一週間も、石を見て歩けば、なんとなくカラダで分かるものであります。
お女性も同じかも知れません。
いや男もですけど。
心が安らぐ相手をもって「貴人」とするわけであります。
おやおや、もう霊石の効果が出たのでありましょうか。
サルバドール・ダリの別荘 卵の家のある
ポルト・リガットの海岸で 石を拾ってきました
ちょうと手のひらにすっぽり入る握りやすい楕円形です
あまり石などは 拾わないのですが 何故か持ってきました
今 つくづく 眺めましたら ピカピカ光っているのです
なんのへんてつもない石の色をした まぎれもない石なのに
このラメラメは何? 手につくわけでもなく。。
おブスが残念でした 故、森瑤子さんが 五木寛之先生の
奥様から石を貰ったという話を思い出しました
亡くなられる直前に 握り締めていた その石が割れて
中から 美しいアンモナイトが出てきたそうです
最後の手記「人生の贈り物」に確か写真入りで書かれていました。。
●十傳より→拾ってきた珍しい石を、女の子にお土産に渡しても、ぜんぜん喜んでくれませんですね。当然かもです。私メだって欲しくないかもです。が、人間の幸せとは、そういうところにあるのかもしれませんです。
山頂にいくと 石が積み上げられていたり
アウシュビッツなどでは 慰霊碑に小石を置いたり
してますが 何か意味があるのでしょうか
十傳より→山だと、小石の分だけ高さを上げてやったという自己満足でありましょうか。電信柱をみると尿意をおぼえるのと同じかも知れませんですけど。
<人間の幸せとは、そういうところにあるのかもしれませんです>
アチコチ行っているのに 唯一 私の石はコレ1つなのです
カダケスの石の海岸 冷たい海水の中から手にとった
たった1つ・・・ 縁ある石です
忘れていた思い出の石 2001年なんて書いちゃってます
10年前です 握ると カサカサしてツヤもなくヒビがあり
刺激 違和感のない重さと温度
そして 先生の霊石のお話で こうして再び出して眺めて
みましたら ところどころから キラキラが・・
愛着ある石ですが 元に返しに行きたくなりました
スペイン、一番好きな地中海を10年も愛し続けて
これた事に感謝を込めて。。
●十傳より→役目を終えた石が、ふたたびもとの海に戻されるってのもイイ感じでありますね。「わたしの役目はおわりです。自分を大切にしてくださいね」と亭主のもとに戻ったお女性のように。
先生のソレは、不道徳とはまた違うような…。
そういうのが先生らしい先生の魅力で、おさまってしまったら先生じゃなくなっちゃう。
…ような気がしますでーす。
きっと、さらに刺激的な悦びが、すぐそこに待ってますよ…。
霊石…あたしも、カラダで分かるようになりたいな~。
いえ、カラダで分かりたいのは、霊石だけじゃありませんが…。
というか、石って、最近見ないです。
やっぱり山とか海に行かないと見つからないかな。
●十傳より→いいとこにお気づきであります。もともと日本は岩石の乏しい国。なので石とか岩を霊的なものにするのであります。庭石も同様。が、西洋では石も岩もごろごろ。植物を大切にするわけです。イギリスなんてヒースなんて荒涼とした風景ですから。なので植物の茂る庭、イギリスガーデンとなるわけでありますです。
そっか~。日本はもともと岩石に乏しいんですね。
先生って本当に色んなことを知っていますね!
日本の庭石に、植物のイギリスガーデン…昔からみんな、希少なモノを大切にするんですねぇ。
考えてみると、近くの海や砂浜には石なんて全然ないし、
川原…っていっても、石がごろごろある川原なんて、車で小一時間行かないと、そんな自然な場所もないし…
それに、川原の石は拾ってきちゃいけないって、死んだおじいちゃんに厳しく言われてるんですよ。
念がこもっているから、って。
先生の記事を読みながら、そんなこと思い出していました。
山にはあるかな。
でも、近くの山は、岩石よりもやっぱり森林な感じです。きのことか。
恐山みたいな場所なら……いやいや、恐山の石とか、持ってきちゃマズイか…。
●十傳より→生石、死石などもあり、だいたい山の石を重んじる傾向でありますですね。
『「やる気」を呼び覚ます石は…』まで読んだ時、
脳内でパッと『インセキ』が閃き、
瞬時に『インセキ』→『淫石』
→『隕石』に変換されました。
もはや脳がいかれているようです。
〈えっ? 脳がいかれている?〉
〈違う、違う、そうじゃない〉
〈いつもどおりのあ・た・し!〉
脳がいかれているというのは錯覚でしたね。
生活=仕事の状態になると、こうした錯覚を起こすのでしょう。
つまらない人間になる すんでのところでした。
健全な脳細胞が生き残っていてホッとしましたです。
●十傳より→隕石のペンダントを持っておりますですが、たしかに一時的に金運が上がり、あとは淫行で体力を消耗…という具合だったような…。
ボジョレ・ヌーボ・・・
若い果実酒でしたよね。
数年前に「ボジョレ解禁パーティ」にお招きしていて頂いた時に、浴びるほど呑みました。
何人で、何本空けたかしら~記憶に無いほどに・・・
確か、お店に仕入れたボジョレが無くなるまで、注文したような・・・。
懐かしいあの日の事を思い出します・・・。
●十傳より→お女性にとってワインの酔いは、淫らさを引き出すようでありますが。あの赤い液体は要注意かもしれませんです。
ならば・・・白く濁った液体は如何でしょう。
来月は熟女3人で韓国へ旅行に行くので、マッコリーを浴びるほど呑もうと思っているのですが・・・
あいにくお酒を呑むのは、私だけでありますが^_^;
呑めないお女性と旅行に行くと、セーブできるものでありましょうか。
最近、なぜか・・・男性女性問わずお酒の呑めない方と出逢うのであります。
これも何か意味があるのでしょうか。
●十傳より→本場のマッコリは醗酵していて美味いですよね。私メは日本で飲むときはビールを注いで醗酵の代わりといたしますです。女占い師は意外にゲコが多いのであります。