2014
03.01

突如として牛乳ラーメンを食いたくなり、藤沢まで車を飛ばしました。

裏通りに、その店はあるのであります。

今にも雨がこぼれそうなうすら寒い、絶好の天候です。さびれた藤沢の街を歩く人々はまばら。
そこが藤沢の魅力とも申せましょう。

これこれ、これであります。
焦げたニンニクの香りと、心の奥底まで染み入る牛乳のスープ味。
値段は、この店では高級品の630円。

いつもは店員の兄さんが作るのですが、今日はオヤジさん。
違うのであります。心が入っているというのか、オヤジさんの作るラーメンはとろけるような柔らかな味なのでございます。

調布から、こっちに引っ越してすでに20年余り。
かつての藤沢は東急ハンズや西武もあって、それは賑わっておりました。
引っ越す前に、オーパというデパートでイベントがあって、その時に訪れたのが最初でありました。銀座ジプシーの営業部長というヤツで、「皿割り占い」だの「トイレットペーパー占い」などを企画しては、いろいろなデパートを回っていたのでありました。
私メの年齢は38歳でありました。

ラーメン屋の隣の喫茶ジュリアンに入ることにいたしました。
昭和のムードたっぷりの喫茶店であります。タバコのヤニのしみついた喫茶店なのでありました。

そこで、しばし過去を懐かしみ、バカにできないほど香ばしいお珈琲をすするのでありました。

過去を振り向くなと言われても、このようなゲーム機がいまなお現存しているのですから、もう過去を回想するしか道はないのでございます。

ところで、藤沢の駐車料金は思いのほか高額でございます。デパートで3000円の買い物をして二時間無料。ビックカメラだと5000円、ジュンク堂書店では10000円でないと二時間の駐車無料券をくれませぬ。

が、私メはいまだ、この駐車料金を支払ったことはございませぬ。
株主優待券などという洒落たものを持っているわけでも、役員の知り合いがあるわけでも、もちろん強行突破を繰り返しているわけでもないのであります。

ちょっとした知恵で無料というわけであります。

これについては、そうですね、十傳スクールの奇門遁甲の「丙奇の金運」の解説をするときにでもご伝授しようかと思っておりますです。
駐車料金を支払わないだけでなく、そのつど3000円を得るという方法にも言及しようかと…。

ですからラーメンと珈琲代あわせて980円を払っても2020円は儲かるのであります。ガソリン代は別ですけど。
だんだんセコイお話になりましたですね。
が、金運UPはセコさも大事な要件でありますです。