2016
02.18

帰宅中なのであります。

何も胃袋に納めていなかったので、とりあえずカツサンドとナッツを買いまして、お客様からいただいた缶チューハイで、ひとりで乾杯!

少量のアルコールで脳みそは簡単に出来上がってしまうのであります。

ふとPHPのある雑誌に載せた原稿のことを思い出したのは、どういう回路の具合によるものか。
お金についての原稿で、私メは「中折の財布がお金持ちになる財布だ」と記したところ、担当者から「世間では長財布ということになってしますけれど」とやんわりとした、しかし後には引かないという指摘。

それでも私メは持論を貫き「中折り財布が本当のところです」なんて、適当に理由をつけて押し通しましたです。
けれど、根拠はありませんでした。

ところが、カツサンドを頬張っていましたら「!」と閃きました。

中折れ財布に、ピン札をたくさん詰め込みますと、お札は真っ直ぐになろうとして勃起し、財布ごとまっすぐにさせるのであります。

つまり長財布というのは結果でありまして、たくさんピン札を有していれば中折り財布でも長財布になるのであります。

簡単な理由であります。

長財布を持っていたってお金持ちにはなりませぬ。
沢山お金を持っていれば、どんな財布でも真っ直ぐになるというだけの迷信。

グビッグビッと酎ハイを呷るのでありました。

十二支の辰と十干の干合もバカバカしいお話で、辰の上の干の五行に化すのだから、化格となるとか、倍加干合などありえない俗説に振り回されるのも、この手の迷信の一つかもしれませぬ。

今夜の電車はイヤに長く、いつまでたっても茅ヶ崎に着かないのでございました。