2017
02.14
いただいた高級焼酎をヤッていますと、脈絡もないことが頭に浮かぶのであります。
風呂敷に包んだ、この焼酎を、東海道線のとなりの座席に置いた時、ひとりのお女性に化身したことをでございます。
もちろん妄想であります。なにしろ焼酎をいただいた相手は男性であるし、そのお女性とは何の接点もないからであります。
が、妄想はとまりませんでした。
小鳥の羽根のような柔らかな赤いダウンに顔をうずめ、双眸で「イイ?」とうながすのでございました。ずっと隣にいても、と。
ダメだとこたえたはずなのに、記憶しているのは、乳房よりずっとやわいダウンと、垂直にかさなったくちびるの感触でございました。
まだ列車は東京駅で、ホームを行き交う人々が、音もなく行き来しているのでありました。後方の座席から酔っ払いたちが何かを熱く語っておりました。
シートを同じ角度に倒しましたら、過ぎ去る新橋の街が傾いて見えました。次は品川。
さあ、もうお別れだと顎をしゃくったら、隣の座席には焼酎の瓶が私メに寄り添っているばかりでございました。
春の夢でございます。
バレンタインの夜は、多くの男女の物語が生まれ、そして物語が終ろうとする頃、私メの商いは忙しくなるのでございます。
ジグソーパズルが完成した瞬間に恋は濁情に淀みますです。あえて最後のチップのひと欠片をかくしてしまう方法もありますですが、それでも空白の欠片を作り出してしまうのが男女なのでございましょう。
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2017
02.13
やっと四柱推命卒論科の甲日生まれが終わりに近づいたので、次回の講義には乙日生れのテキスト、「四柱推命解錠録四」を配布しなければなりません。
で、朝から、その製本作業を一人でショボショボとヤッているのでした。
ふたたび寅月生まれから実例を交えての講義となりますから、甲日生まれでのご理解が不十分であったとしても、甲日と乙日は同じ木行でありますから、そのフォローを兼ねることもできるのであります。
また同じ木行ではあっても、甲日と乙日では、その特性が異なります。その相違点を知ることで「ああ、そうか!」と合点がいくことも多いかと思うのであります。
12運で甲木と乙木では回り方が逆であるという理由も、併せて理解できるかもしれませぬ。
解錠とは、難解な扉を開くための鍵。
四柱推命は、情報のデータで読み解くのではなく、データとはまったく異なる季節などの自然現象を運命に置き換えて開運方法を探る分野であります。
データでお女性を口説けましょうか。良い男を捕まえられるでありましょうか。データで金運を発掘出来ましょうか。データで名声を得られるでありましょうか。
謎に満ちた運命。その運命を解き明かす糸口こそが四柱推命なのであります。解錠録は一生の財産となることでございましょう。
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2017
02.11
名古屋を過ぎたあたりから雪国でございました。
新幹線は速度を落とし、ですから清らかな朝の雪景色を、ぞくぶんに眺めることができるのでありました。
私メは神戸へ向かっていたのであります。
そうです、十傳スクールの神戸での講義のためでございます。
時間はたっぷりと余裕を持たせましたので1時間以上の遅延など何のソノであります。
神戸は一年間かと考えていましたが、4月から「四柱推命初等科+奇門遁甲」を新設したために、神戸参りはまだまだ続くことになりそうであります。
そして、神戸の街の風に吹かれると、とめどない解放感を覚えるよーになっている自分を知るこの頃であります。
いま、このブログを神戸の中山手にある会場のフロアで打ち込んでおります。教室では、師範候補生の水杜先生に前回の復習をお願いしています。
フロアにはシシューベルトの曲が。
神戸までの新幹線の楽しみは、朝食にもございます。
画像はちと汚く映ってしまいましたが、これは雪のための露光不足。
筋子と鮭のおにぎり2個。鳥のから揚げ3個、ポイとサラダ、缶入りの味噌汁。
これを30分ほどかけて胃袋に収めるしあわせ。
さあ、水杜先生の持ち時間が、そろそろ終了。
私メの出番のでございます。
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