07.15
久しぶりにエロ訳百人一首をば。
今回は大納言公任。
「滝の音は絶えて久しくなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ」
学者さんの解釈は、
「すでに水も枯れて滝の音が聞けなくなってしまったけれど、その名高い評判だけは、いまだせ世間に聞こえていることであるよ」
であります。
これでは、面白くありませぬ。
公任という男は漢詩、和歌、書道など何をやらせても天才でありました。が、激しい癇癪持ちで、ライバルの斉信が自分より出世したことに腹を立てて職を下りると意地を張り七カ月も出仕しなかったのであります。それで宮中では従二位の身分をつけてやって、なんとかナダメたとか。
この歌で目をつけたいのが「名こそ」であります。
「名こそ」は、もう一人相模が詠んでおりますです。
「うらみわび ほさぬ袖だにあるものを 恋にくちなむ『名こそ』惜しけれ」と。
公任の息子と、相模は束の間の恋に堕ちたことがございます。
余談でありますが、息子の定頼も父に劣らず癇癪持ちで、三条天皇のお供で春日大社に行く途中に暴力事件を起こし、五年間職を取り上げられたとか。
「朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに あらわれわたる瀬々の網代木」と詠んだヤツであります。
さて、私メは、公任が、相模をエロ女に仕上げた張本人ではないかと疑っております。が、息子の定頼に相模奪われたのでは…と。
「滝の音(おと)」とはH時に発する膣音であり、元気の良い音、つまり滝のように勃起する男(おとこ)」の二つの意味でございます。その男の方のが年齢のために「絶えて久しくなってしまった」ということであります。そして、「お前だって老婆になれば滝が枯れることになるのだぞ」という二重の意味。
絶えてとは、色が絶えてという意味であることは申すまでもございませぬ。
名こそは、「な来そ=来るな」であります。
「あなたのような使いものにならない男は来られても困るのよ」なんて言われたのでありましょう。
聞こえてくるのは相模の淫らな噂。
鍛え上げたテクニックと経験を馳駆し、相模に女の悦びを教えてやったのはワシであったのに…。老いた男の哀しさでございます。
息子に愛人を寝取られた悲哀が「滝」と「音」に込められているよーであります。
「立」は「童」。包茎を意味することは述べております。
滝も音も「童」に通じます。息子の幼った頃のペニスしか見てはいない公任は「あんなソチンでは父親であるワシに勝てるはずがない」
父と子の葛藤の宿命でありましょーか。
相模はやがて公任の息子とも別れるのであります。
ところが相模もまた、若い男を渡り歩きながら、やはり公任ジジイのアレが忘れられなかったのでございましょうか。
で、五十才になってから、亡き公任を偲び「恋にくちなむ 名こそ惜しけれ」と「名こそ」で共鳴したのでありましょう。
「名こそ」は「勿来の関」であります。
相模は、最初の夫の赴任先の相模の国に参っております。そしてすぐに離婚。相模は神奈川県。勿来は福島県。
なんとなく「勿来」は二人の想い出の地であったかも…と思ってしまうのでございますです。
私メもゆっくりと老いてまいりまして、老人のまだ、男のハシクレといういじらしさを理解しておるのであります。
エロ百人一首が単行本になればいいですね。小野先生独自のキチガイズムが゛発揮できるでしょう。
●十傳より→自主規制に触れて、直されてつまらないモノになるに違いありませぬ。
十傳先生
今日もスクールお疲れさまでございました。
いつもながらアホな質問ばかりで
授業の流れを止めて申し訳ございませんm(__)m
十二運表を見ましたら、先生の説明の意味が
やっと分かりましたσ(^_^;)
まだまだ勉強不足です。
東京までは遠いですが、受講の縁に恵まれて
ほんとに良かったと思っております。
これからもアホ〜な質問バンバンですが
よろしくお願い申し上げます(⌒-⌒; )
●十傳より→今回から本格的なモノにシフトチェンジいたしましたから目がまわったかもと案じておりますです。
お世話になっております。
抜き弁天後は、これは神戸の小野八幡神社に習い、小野絡みの神社を探せ!と。
あったあ!渥美清さん、寅さんが成り上がったという小野寺崎神社。さーて、ここで下らぬ悪癖を断ち物願い。明けて本日の四柱推命初等科での卒論課プレステージ。凄いです。これは開業できますね。また、呪術セミナープレまで。眠気が吹き飛びました!横のプリンスも目が爛々としており「僕も呪術セミナーでますよ」と怖かったです(笑)
引き続きよろしくお願いいたします。
●十傳より→四柱推命卒論科、10月よりスタート予定であります。初等科から受講OKであります。
お世話になっております。
テレビで京都魔界特集なるものを。そこにでたのが小野篁。この世と地獄を往き来し、閻魔大王の補佐役だったそうで。それが小野寺崎神社の祭神だから何かまた縁を感じます。しかしまた、京都は呪術に満ちた街ですね。先生のご本にも京都遷都に潜む奇門遁甲を看破されていらっしゃいました。30日の呪術セミナーが楽しみで仕方ありません。引き続きよろしくお願いいたします。
●十傳より→鴨川を挟んで東側は、いまでも鬼気迫る空気が淀んでおりますです。
小野先生本日も講義ありがとうございました。
今日はいつもとは違う疲れを感じてます。
頭がガンガンしてます。
異世界の扉を一瞬だけ開いて、
卒論科という、今までとは違う世界が存在することを
教えられました。
後戻りはできませんです。
天のものに触れたような気分です。
●十傳より→知恵熱にご用心であります。
いえいえ、男の端くれではなく 立派な男性です
その証拠に 怪しい色香に誘われて
様々な蝶が先生の周りに集まって来るではありませんか
私も飛んでいきたいのですが
蝶ではない私には羽はありません
●十傳より→標本箱を用意しておかないとけいませんですね。
忘れ難き名棒に巡り合い、はぐれたオンナは不幸でありましょうね。かといって、音鳴らすコトも知らずにオンナを終えるのとどちらが不幸でしょうか…
相模は名棒に出逢い、名棒を育てた艶女であれば、とても羨ましい。
「いくつもの美味しい棒を食べたけど、貴方以上のモノには出逢えなかったことよ…」は殿方にとっては嬉しい送辞かと思いますが。
●十傳より→経験しましたですね、音鳴りを。