2018
02.02

かつてはタバコ屋だった店も、時代の流れとともに廃業し、そして取り壊されるよーになったのであります。

たまにオヤジが路上で煙草をふかしている姿を見かけましたが、最近はだれもおりませぬ。

おそらくどこぞへ引っ越したのでありましょう。

古いものは廃れていくのは世の習い。
百年前の人がいたら、異国にワープした如く道に迷うにちがいございません。
それでも、いままであったものが立ち消えていくことは、まことに淋しゅうございます。
そーして、だんだんと町は変化していくのでございましょう。

硝子戸の中に、ビニールのボールがふたつ転がっておりました。
捨てられた子猫のよーでございます。

ここで生存していた証しが、まだしぼまぬビニールのボールなのでございます。

しやわせとは何なのでございましょうか。しやわせと、ふしやわせを隔てているモノは何なのでございましょう。
しやわせとは現在や未来にはないもので、過去にしか存在しないマボロシなのかもしれませぬ。

煙草屋の煙草のけむりと、残されたボール。
硝子戸のなかも寒ければ、硝子戸の外も凍える寒さでございます。

音楽が聞こえずに良かったと思うのでございました。
笑い声が聞こえず良かったです。

  1. しやわせは感じるものですよ。

      ●十傳より→ぞんぶんに感じてくださいまし!

  2. 10倍も100倍も吹っ掛ける商品もあればタバコのように自己負担の組合費を払えば
    利益が10パーセントを切ってしまう商品もあります。
    趣味でやるのならば別ですが、ビジネスとならば廃業は時間の問題です。

    ●十傳→タバコ一箱を二千円くらいにすればイイわけでありますね。

  3. いいえ 先生
    過ぎ去ったからこそ 幸せだったと感じるものです
    未来にも幸せはあると信じています
    人のために身を削る先生、お人よしの先生
    決して不幸であってはなりません

      ●十傳より→チョーセン、チョーセン、パカにするな、なんて頃がございましたです。