02.11
訃報がございまして、若い頃に付き合っていた男が亡くなったとのこと。
苦手な男でありまして、
「死神」
と、密かに名付けておりました。
付き合うとロクなことが起きず、濡れ衣を着せられたり、それほど飲まないのに泥酔し恥ずかしい事を仕出かしたり。
それよりも金運が沈むのでありました。彼といてギャンブルに勝ったためしがございませぬ。
奴に悪意があったのではなく、推命で言えば貧乏神の相性でございましょう。
くたばったからとて葬儀に出るつもりもなく、訃報を教えてくれた相手にメールを返すこともいたしませぬ。
悲しくも嬉しくもないのであります。
「ああ、そーか」
ただこれだけ。
自分もいつかは死ぬのであろうな…と、ぼんやりと思考するうちに、死がリアルに想起されるのでありました。
死は毎日、どこかで発生しております。
かならず起こり得る事態なのに、死について、まったく知らん顔をして日々を過ごしているのはどーいうわけでありましょうか。
死と同じく、スケベも同様にタブー視の風潮が広がっております。
スケベがなければ、生も死もございませんのに。
深夜、タワーマンを眺めながら、いまごろ、何体の男女が合しているのだろうと、壁がスケルトンなら…と思いを馳せることがございます。
いつ、どこで、どのようにして死ぬのだろうか。
病死、事故死、自殺、戦死、他殺、刑死、自然死。
日々の食物はなにかの死体でありますから、他者の死がなければ命をつなぐことができませぬ。が、それも永久ではなく、死を避けることはできませぬ。
この世に、生命体が誕生して、おびただしいほどの死があるというのに、そして、死ねば、この世で為したすべてが無に帰るというのに、喜怒哀楽、損得に夢中になっておるわけであります。
昔から、いまの現実はすべて思い出であり、ふと気がつくといまわの際の望んでいるのではないかと空想しておりました。
死ぬほどの苦しみと語られますが、死ぬ時の苦しみとは、痛いのか、それとも未知への不安か、あるいは死体が人々に晒される屈辱なのか。
そろそろ、死の準備を始めなければ取り返しのつかないことになりそーであります。
死が近いのですね
●十傳より→昨日よりはね。
死⁇ 取り返しがつかないって
予定が変わったのですか?
●十傳より→死に顔を見せないよーにとです。
ずっとこの世にとどまっているのにも
退屈と窮屈さがだんだんに勝ってきました。
自分の身にもそれだけ死が近くなってきたという
ことのようです。
死は一番有効な休養といったところでしょうか。
●十傳より→死を考えれば、法律などバカバカしいのであります。
ぴんぴんコロリと行きたいです。
●十傳より→それはそーでありますですね。
自分の周りは死神だらけだったと思っていましたが、平等に考えれば、死神同士だったかもしれません。その男性も無意識にそう思っていたのではないでしょうか?
この人物をつぶさねばという相手が、自分のどんな意識からわいてくるのか興味深いです。
●十傳より→死の細胞が活発化する相性も存在するかも。
死の細胞が活発化する相性。
嫌いな相手は、「逃げたい」と「消したい」が同居しますが、
本当に惹かれる相手は一緒に昇華したいと思いますので、良い意味で、死の細胞が活性化する相性なのでしょうか?
それより、取り返しがつかないというのが気になりますが。
●十傳より→気にしないでくださいまし。
日本では刑死庁・刑殺庁が無実の人間をいくらでも死刑台へ送ります。また、スケベがダメだの、子供が見たら・・・・といった風潮もおかしなものです。スケベ=エロースがあってこそ出版社やテレビ局も儲かって経済も動くのに。
●十傳より→五輪の時、朝鮮が犬を食べることを禁じたよーに、日本人はエロ禁止。お国柄でありますね。
昨日、息子から平家物語の冒頭文の諸行無常やら盛者必衰やらの意味を聞かれました。これは作者不明との事ですが、大昔からそれらの事は言葉として語られてきてはいるものの、本当に夢から覚めるのは、きっと死する時なのかしら。ちゃんとした占いは、私達を含める自然界にはそういう摂理があるんだよ、という事を明らかにしてくれそう。
●十傳より→ですね。
その「死神」さんは 負のエネルギ-の強い人だったのですね
係わった人をダメにしたり不幸にしたりするのでしょう
その「死神」さんは生涯
穏やかな幸せというものを味わったことがないのかもしれませんね
どんな生き物やモノにも寿命があるもので
不思議と私の場合、車を取り替えると言う話で出ると
それまで乗っていた車に支障が出てくるのです
昨年の暮れごろ、社長の娘さんが車を近いうちに購入するので
よかったら今まで乗っていた車(マ-チ)を乗らないかとの話が
すると急に私の車のオイルの減りが異常なほど早くなり
エンジンからも時折、カラカラという不吉な音がするように
そして5・6日前の夕方
車のエンジンをかけると、右のミラ-が ヴィ-ンと唸ったままに動かないのです
ミラ-を動かすモ-タ-でもイカれたのでしょう
とにかくエンジンを切るまでは唸り続け、喧しくてなりません
最初は「うるさい」と ミラ-を引きチギリたい気持ちになったのですが
その内、その音を聞いていると段々と可笑しくなり
スピ-ドを出して走っていると、昔放送していた海外のテレビ
「ナイトライダ-」 のテーマソングに聞こえてくるようになりました
人工頭脳が搭載された黒い車 キット
つい運転中に「キット」と車に話しかけたくなるような .....
が、話しかけたりはしません ..... なにせ軽自動車なもので
●十傳より→クルマには魂があるのであります。
死神といえば、まるで韓国みたいですね w
●十傳より→そーいう国もございましたね。