07.02
モリオカの新しい納屋には未整理の包みがあり、その中からアルバムか出現いたしました。
母方の祖父のアルバムであります。蛇腹式のアルバムの裏に、右の一枚が隠されておりました。
うら若き美女であります。
たった一枚だけ。
すでに百年が経過しているわけでして、どういう関係なのかを知る人はいないのであります。
ただ、この美女の一枚とも祖父の写真が折りたたむとキスを交わすように重なり合って貼られていたことに、想像力を刺激する意味があるよーに思うのであります。
祖父は、母の母であるフラッパーの祖母と結ばれたのでありますから、この美女と、私メとの関係はないのであります。
これが祖父であります。
昭和18年あたりには病死しておりますから、会ったことはございません。
墓石にその名があるのみ。
美女と祖父はアルバムの中で百年の間、くっついてい離れなかったのに、私メに何の影響も落とさなかったことが不思議でなりません。
実らぬ恋とはそーいうものでありましょう。
自分という存在を考えるとき、古い写真を眺めるのは無駄ではございません。
何のために自分は、この世に産み落とされたのか。
もしも祖父と、この美女が結ばれていたなら、私メはこの世には存在しなかった。実らぬ恋のために、私メはこの世に存在することとなったと考えたとき、
「この命は…」
自分の命でありながら、自分の命ではないとも思えるのであります。
そして、
次のページに、剥ぎとられた一枚が、主の写真がないまま痕跡だけを残しておるのであります。
大正十五年一月元日上海の写真館で写した一枚が失われているのでございますです。
祖父は上海で仕事をしていたということは知っておりましたです。美女とは上海で知り合ったのでございましょう。
百年後、体内をめぐる自分の血の底の、海鳴りに耳を澄ましているのであります。
しかし、いずれにしても、私メは、この命を占いという奇天烈なものに捧げている以上、この知識を、可能な限り、皆々様にお伝えしていくことしか道はないのであります。
とても美人さんですね!
なんとなく身ごもっているようにも見えますが、真相はどうなんでしょう・・・
●十傳より→だったら、面白いであります。
アルバムの中で眠り続けた百年の恋
その眠りを目覚めさせたのですね。
写真の中の二人にしか分からない苦しく辛く
そして悲しい別れがあったのでしょう。
そしてその先に先生が存在されているのですね。
人間の存在ってさまざまな出会いと別れによって
生まれているのを感じます。
写真のお祖父様と先生、どことなく面立ちが似ていらっしゃいますよ。
●十傳より→生きるのが面倒になったとき、祖先を思うと、新しい扉が見つかることがありますです。
100年以上前の写真にしては、目力が強すぎやしませんか?
●十傳より→疑っているのでしょーか。
楚々としたお美しい人ですね。少しふっくらしていて愛らしさもある。
足に変な虫に刺されたのか痛痒い。所で今、小野先生の呪術本にある不幸を払うおまじないをしています。が和蝋燭の芯切りで火が消えた⁈ すぐにつけたのですが心配です。
続けますが、最初からしたほうがいいでしょうか?でも、以前に倒して火を消してしまったと相談したらまた立て直して火をつければいいと教えていたいだけたので大丈夫ですよね?
鑑定で聞きたいのですが、呪術はお断りしていると言われたのでここで質問してしまいました。申し訳なくおもいますが教えてください。
●十傳より→鑑定でお断りしているのでありますからブログで答えるわけがございませんです。が、それは最初からやり直しでありますね。
お答えありがとうございます。止めると不幸がこびりつくそうなので
もう今日からやっちゃいます。間開けたほうがいいのか?まぁいいや。
先生には秘密の女性の写真など無いのでしょうか?
秘密の女性はいそうですが。
●十傳より→それらは秘密であります。
うちの父は妹に息子を預けてうちの母と結婚し、私が生まれました。
父とその妹とは実の兄妹なのか男女だったのかわかりません。そういう家です。
父は結婚前に同棲してたので、父の甥の母親もほんとは分からないのです。
一番なにも分かってないのはその甥っ子です。
私は何も聞かされてませんが、父の胡散臭さがわかります。大嫌いでした。最後は焼死でした。私は彼から家を取り戻すために生まれたと思ってます。
●十傳より→取り返せたのなら良かったでありますね。
お二人の写真を目にした時、何か言葉には出来ない不思議な感覚に襲われました
なんなのでしょう
今朝がた見た夢を思い出そうとしても思い出せないような …..
端正なお顔をされた お爺様
この女性を心から愛し、女性の方もお爺様を慕っていたのでしょう
何かの事情で添い遂げることは出来ず
このお二人は 愛する人の幸せを願いつつ一生を終えたのかもしれませんね
「 この美女が結ばれていたなら、私メはこの世には存在しなかった 」
蹴った小石一つで人生が変わることもあるように
お爺様の人生の中で この女性の存在があったからこそ 今の先生が
そんな不思議な縁で結ばれているのかもしれません
愛し愛された お爺様とこの女性
今の世に生まれ変わり、お互いの魂を引きあっているかもしれませんね
●十傳より→終わってしまった過去はミステリであります。
その方との影響が無いと思っているだけで、実際にはあるのではないでしょうか?例えば遺伝子的DNA的に、奥底に何かあるかと。
ところで、先生の過去のブログ「奇門遁甲 造作マグネット」の指南を素直に読んで、実際に作成中です。
金漆を塗ったのですが、発色が良くなく漆の色に負けてしまいました。(作って塗った時は金色)
金漆ということで造作のエッセンス的に大丈夫でしょうか?
ヒントだけでも良いのでアドバイスをいただけないでしょうか?
●十傳より→金漆だけでなく金箔も必要であります。
工程的には後日、漆で螺鈿と金箔の貼り付けと、漆で磁石の貼り付けと、仕上げです。
漆の乾燥に時間がかかって、いかんともし難い状態ですが、なかなかに楽しい作業になっています。。
●十傳より→気長にじっくりと作成してみてみてみてくださいまし。
このマグネットチップが完成しパワボとして設置された暁には、造作の良い作用や効果を引き寄せると信じています。
完成まであとひと息。
●十傳より→詳細は十傳スクールで扱う予定であります。いずれ。
アドバイス、ありがとうございます。
パワボなどの講義は「いずれ」ということですね。
どのような開講になるか楽しみです。もしかして待望の造作科ですか?
もっとも、極秘傳ゆえ、おいそれととはならないのでしょう。
まずは公開されていることを基本に忠実に信じて実践有るのみ。それが何よりも重要なポイントですよね。
●十傳より→造作化(仮タイトル)は、もちろん初等科などの受講は必須要件でありますです。
美男美女の結ばれなかった悲恋物語でしょうか?
美女が婚前に結核で亡くなられたのかもしれませんね。
先生の段易でなら紐解けるのではないでしょうか?
●十傳より→ひも解いても詮無きことかも…。