02.26
震災の一周忌の法要は雪降りのなか行われたのでありました。
ガラスのピンから覗くような、青みがかった雪が降り積もるのでございます。
まだ、震災で身内を失った家族や友人たちの心のダメージは大きいのでありました。
お嫁さんを亡くした従弟は、いつの間にか、大きなイボを左眉にこさえておりました。
眉は兄弟(けいてい)宮。ここにホクロやキズやイボができることは兄弟姉妹など身内に不幸のあることほ予言するものであります。
去年、このイボがあったかどうか。
もしも、震災以後にできたイボであるならば、ゆゆしき問題ではないかと、挨拶の間中、そのイボから目を離すことができないのでありました。
私メの口からこう申すのはナンでありますが、母方の親族はみな美人揃い。
おちぶれた女優が一堂に会したような華やかさがございますです。
法事のあとは近くのホテルで会食会。いわゆる付け法事でございます。
喪服にかかった雪をホテルの入り口でほろうのでございます。
雪の匂いには、どこか官能を刺激する成分が仕込まれているようでありました。
どこかの結婚式の披露宴もあるようで、視線はその祝賀によばれたお女性に吸い寄せられるのでございました。
「こっちこっち、はやくはやく」
と老母にせきたてられ、まずは席についたのであります。
お酒が入ると失礼な暴言の心配もございますから、ノンアルコールビールなどで、おとなしく、おとなしく振る舞うのでありました。
それに、温泉旅館まで雪道の運転を控えていることも大きな理由の一つでありました。
で、やっと温泉宿で、こんどは本格的に酒を飲むのでございます。
それで、隣の従妹…妻を失った従弟の妹でありますが、これが泣き上戸。
お嫁さんのことでは泣き、昔の想い出では泣き、いまの老人介護の世話の話では泣くというありさま。
従妹いえども美女ですから、最初は、
「はあはあ、それは大変でござる」
などと調子を合わせておりましたが、ワイン三本目あたりで我慢しきれずに退散いたしたのであります。
「はやく帰りたい!」
この心の咆哮が、表情になって出てしまったようでありました。
その夜、私メは性夢に恵まれたのでありました。
夢のなかで、それは優しいお女性に誘われ、真ん中の足まで用いるというところまでイッたのでございます。
画像は、その性夢から醒めて、朝風呂に入っているところでございますです。
うおおおー 生きてるぞ!
セイをあらためて実感 感謝
という感じでしょうか?
もう少し腕を高く上げて撮っていただければアソコが…
またしても写っていなくてちょい残念!
●十傳より→しっかり写っているのもあるのであります。が、美味しいモノはあとにとっておくのがいいのではないかと…。
>>喪服にかかった雪をホテルの入り口でほろうのでございます。
うふふ。「ほろう」って東北弁ですよー^^
ほろだぐとも言いますね。標準語だと「はらう」でいいのかしら?
●十傳より→「ほろう」のほか、服にかかった雪を払い落すにふさわしい言葉がみつかりませんでした。東北弁を見破った、匿名ちゃまも、東北にゆかりのあるお人とお見受けいたしましたが…。
昔むかしに見た、
長ーい黒髪のキレイな男性とエッチしてる夢が忘れられません。
あまりにも気持ちヨカッタから。
先生、おパンツは汚しませんでしたか?
●十傳より→寝るときは下半身裸体の習慣でありますです。が、シーツを飛沫させるなどの気配はありませんでした。
風情ある景色、美味しそうなお料理、そして少年のような表情の先生!
見ているだけで旅行に出かけた気分になれてしまいました☆
●十傳より→少年のような表情というより、リリー・フランキーになっていますです。