2015
01.18

かつて米軍が兵士たちに配ったカードをしみじみと眺めておりますです。
カード遊びをしながら敵国の首脳たちの顔を覚えさせるという意図を込めてのカードでございます。

ダメ男、ダメお女性もこのようにしてばら撒いても面白うございますですね。

米国から見れば極悪人でも、あたらから見れば英雄でございましょう。
大蟻と赤蟻の戦いを見ているようで、どこか微笑ましいのであります。

断易のなかに株占という分野がございます。
むろん教えろと言われても、そのつもりは毛頭ございませぬが、断易を馳駆して株で大儲けをした老婆がおりますです。
伝説の老婆でして、むろん活躍していた頃は50年前と聞き及んでおりますから、まだ40代でございましたろう。

千葉の山奥に住んで、千葉駅からバスで20分ほどかかる場所なのに、朝からお客さんが列をなしていたとか。
現在は、五日市の奥の高級老人ホームでしずかな生活をしておりますです。
「株で生活しようと思ったら、家を三軒くらい飛ばす覚悟が必要よ」
と、ことあるごとにおっしゃっておりましたです。

画像がネタ本の一冊の、その一部でございます。
手書きであります。
「いつか役立つなら」
と老婆から手渡しされたものでして、なるほど断易の基本に忠実でありながら、株という刻々と変化する動きに合わせた時間差などが書かれており、非常なる名著なのでございます。

世間一般では「株を断易で?」などあざ笑うことでありましょう。
では経済新聞で株が儲かるかといえば、それもアテにはできませぬ。

断易を本気で学びもせずに、常識という非常識を聞きかじり、分かったつもりでおるのは危険かもしれませぬ。
すべてを断易に託す覚悟を決めると、断易は強い味方になってくれるものであります。

世間とは真逆の方向性が、じつは正しいのではないかとあらためて思い始めております。
成功者は正しい方向性とは逆の方向性を指示し、独り勝ちを収めているという当然の常識を、断易という非常識極まりない方向性に呑み込まれている私メはなんとなく悟ってしまうのでございました。