2018
09.19

奇門遁甲密室科は、講義している私メでも、
「ヤバイ…!」
と自分の口を塞ぎたくなるよーな応用的な事を述べてしまう魔の教室なのであります。

昨日もまた、凶を消すためのいくつかの方法を口走り、それをボードなどに書いてしまったのであります。

しかし、それらの秘伝っぽいことを実践するためには、日々の記録が必要なのであります。

良い事が起きたなら、それがどのよーな良さなのかを手帳などに記録しておくことであります。悪い出来事に対しても同様であります。

そして、遡ってみると、
「ああ、あのときに使った方位作用だったのか」
とうなづくことがあるはずであります。

本屋に行きましたら、老店主が自分の畑で取れたというモロヘイヤを自単車のカゴに入りてくれました。こうちょっとしたことも記入しておくべきでありましょう。
「たかがモロヘイヤでか?」
とせせら笑いたくなるかもしれません。

しかし、人がモノをプレゼントするということは、その人の心なのであります。
可愛くない人に、だれがモノをくれるでありましょうか。
モロヘイヤではなく、もしかするとカニだったり高級酒、あるいは百万円だったりしたら、それは記録するに値するのかもしれません。
けれども、人がモノをくれても良い人だと、相手側が自分を評価してくれたわけでして、言い換えれば、自分が方位によって好感度をあたえる雰囲気を得たと言ってもイイのであります。

「わたしは不幸なの!」
と絶叫しても相手にしてくれる人がいるでありましょうか。
「遁甲で吉方位を使ったのに!」
と怒鳴られても、その方位が求めていることを実行していなければ、どんなに吉方位を用いても遁甲の神様は沈黙するばかりでありましょう。

密室科…。
とんでもない教科を作ってしまったものだと、いささか悔いておりますです。