2019
07.01

実家の客間の違い棚の物入の奥から、手書きの図面が出てまいりました。

昭和14年と記されておりますから、80年ほどの前のものであります。

祖父の手書きでございます。

当時は、現在のように寸法に従って工場で材木を切断し、現場では組み立てるだけという工程ではなく、大工が経験と勘によって、切ったり鉋をかけたりして建築する職人技でありましたから、このよーな図面でも良かったのでございましょう。

家相上のいくつかの問題点があり、それぞれの凶作用が現実として発生していることが興味を引きましたです。

たとえば、西に大きく欠けがあり、これは五人の叔母たちの婚姻問題に悲劇的な影を及ぼしていたのであります。
また玄関から真正面に便所があり、これもまた健康面について甚だしく影響しておるのでありました。

面白いのは、家の中心に仏間を設置ことであります。(正確には欠けの部分を考慮しておりませぬので中心点はズレるのであります)

さて、離れが完成したわけで、次はこの本宅に手を入れなければなりませぬ。その矢先に図面が見つかったのは、なにやら怖い偶然ではないかと、奇妙な思いにひたっておるのであります。

家相初等科をスクールに今年から取り入れたこともまた、一致をみていると思えないこともございませんです。
スクールは、そういうこともあり内容的に深くなりそーな雰囲気なのでありますです。