2019
07.12

易に「風沢中孚」という卦があり、これについては、十傳スクールの断易初等科などでたびたび述べています。

一般的な解釈としては、「真心を尽くせ」「誠意が大切だ」「キスの卦だ」などど各書に述べられております。

しかし、実際はすべて軽すぎる解釈であります。

「孚」とは、鳥が子供をさらう象形文字であることは、「孚」の文字を眺めれば、どなたの目にも納得されるはずであります。

実際、中孚は、力でねじ伏せ、相手に忠誠を誓わせること。その意味があってこその「真心・誠意」なのでございます。

「孚」は「俘囚」という悲惨な歴史を思い出させます。
かつての蝦夷民族が、大和朝廷の勢力に押され、東北の果てにまで追いやられた歴史でございます。
蝦夷の多くは、大和朝廷に屈し、「俘囚」として奴隷のごとき扱いを受けていたのであります。
さらに忠誠を試すため、大和朝廷に最後まで逆らった蝦夷たちを、ひっとらえ、穴を掘らせて、彼らを生き埋めにし、土をかぶせて、俘囚たちに足で固めさせたのであります。跳ねる祭りの原型。仲間の胃袋が、土の中で破裂するひびきを足裏に感じつつ、涙を笑顔でごまかして「はやく楽になれ」と破れかぶれに跳ねまわったことでありましょう。
夷を以て夷を制するというヤつでございます。

それが、ねぶた祭りの起源でございます。
描かれているのは坂上田村麻呂。

「ねぶた」の「ね」は「根」。命のことであります。息の根とかもうしますでしょう。
「ぶた」は「蓋」。命に蓋をすること。生き埋めの刑であります。

さて、お話はこれから。

その、ねぶた祭りを、青森のおっちゃんたちが、南朝鮮に披露したことがございます。イベントの盛り上げ方から、何から何まで教えたとか。

ところが、彼らは、「起源は朝鮮にある」と言い出したとか。
これについては「ねぶた 韓国」で検索すればお分かりであります。

青森県の気のイイおっちゃんたちは、「あいったぁ!」と独特の感嘆詞で空を仰ぎ「やるもんだおんなぁ」とおったまげただけで抗議もしなかったらしいのであります。
「おらたちの歴史は仲間を殺した歴史だおん。抗議などできたもんじゃねべ」

そのしおらしい青森県民とは逆に、南チョンちゃんは、「ピザは韓国料理が起源だ」とイタリアにいちゃもんをつけた過去もあるとか。すさまじくオショシく哀しく滑稽な微笑ましいお話であります。
中国が起源の「端午の節句」を自国のものだとしてユネスコに申請し選定されたという事実も。文明や文化をとにかく作り出したい焦りなのでございましょーか。

誠意という言葉がイタイのであります。「孚」という文字がお似合いかもですね。