2020
08.12

断易で、易卦を出すのは、なにも八面体のサイコロを使わないといけないという決まりはございません。

画像は、私メが20年以上も前に出した、最初の本なのでありますが、そこからピックアップしてUPしてみましたです。
『円蓍』(えんし)というヤツを使う方法です。

厚紙を百円コイン大の大きさに七つ切り取り、表は赤、裏は白などと陰陽が分かるよーに色分けしますです。そして六個には、裏表に、初、二、三、四、五、上と記すのであります。

使い方はいたって簡単。
七つの円蓍を両手の掌に包むようにして攪拌し、テーブルに落とすのであります。
すると初は白面だったり、二は赤面だったりと散らばるはずであります。

そこから無印の一つを、これを太極として上に置きます。つまりお飾り。

そーしてから、初を下に、その上に二、三、四、五、上と並べるだけ。

陰、陽などが表れますです。

つまり初が初爻、二が二爻、三が三爻、四が四爻、五が五爻、上が上爻というわけでございます。

もともと断易は、原則に従って自由に解釈すればイイのでございます。
ですから卦の出し方も自分で工夫して、何ら問題はございません。

「あのお女性とヤレるか?」
「嘘はバレないか?」
「バカ男と別れられるか?」

などなど、占的も自由自在。

的確に答えを出してくれるから驚きでございます。

この円蓍は、じつは七個ではなく、19個が本格的だということを申し添えますです。
たとえば、初は、三個。初右、初左、初中として、初爻が陰だとしても坤なのか離なのか兌なのか巽なのか、三つあって分かりますです。

三個×六爻=18。残る一つは太極の無印のヤツ。

つまり七個だけだと、変爻が分かりませんです。

碁石の石などで作成すると便利であります。
もちろん、私メも自作のヤツを持っておりますです。

とは言いつつも、使っているのは、神蓍をもっぱらとしてはおりますけれど。