2023
08.16

お盆だから、よそのお墓から盗んできたのではございません。
供花を目にするたびに、
「もったいない…」
とは思うのですが。

まいとし今頃はドライフラワー作りには最適な季節なのだと、色別にガラス瓶に保存する作業をすることにしております。
ドライフラワーは、花の色落ちがしますから、せいぜい1年ほどしか保存はできません。
これを奇門遁甲造作に用いることはいうまでもございません。

このほかに、木の根や、木の皮も採取し、それぞれ虫を殺して保存することにしているのであります。それらで3階の納戸は、気狂い科学者の部屋みたいになって、かすかな花の香りで満たされているのであります。

よく、
「造作の方法を教えてください」
なんて訊かれますが、「おいおい…」とあきれながらも、仕方なしに不十分なことを答えたりいたします。
知識というものは、価値があるのであります。
小中学校では、質問すれば、それに対して教師は的確に教えるよーで、それが当然のことだと多くの人たちは勘違いしております。

アンケートなども同様で、「簡単なことですから」と質問していますが、「おいおい」なのであります。

知識だけでなく、どのように生きてきたか。
これも他人に気軽に教えることではございますまい。
災害の被災者が、TVのインタビューに得意になって答えているのを見るにつけ、
「この人は財運がない人だな」
新聞の投稿欄も同様。
バカではなかろーかとつくづく思ってしまうのであります。

占いをやっていると知ると、手のひらを広げで、「さあ、どーだ」占えと迫られますが、バカをおしゃるな。
歌い手が、タダで人前で歌ってますか?

世間の常識とは一味違う、ホントの常識を知ることは、この世のしやわせを獲得する基本なのかもしれませんです。