2023
08.28

じつに快適な日々であります。
5日間をかけて実家のすみずみまで整理整頓、掃除をいたしまして、その屋敷にひとりで生活する。
食事を用意する手間もはぶかれ、
「自由」
があるばかりであります。

夫を亡くしたお女性の気持ちとは、こーいうものかと得難い体験をしているのであります。

淋しくなるかな?
いえいえ、ぜんぜんそんなことはありませんでした。

門扉に鍵をかけ、エアコンを快適な室温に設定し、TVも見ず、好きな時間に好きなものを食う。
遠慮して使わなかった部屋のじゅうたんに横たわって昼寝をする。
空がかきくもり、やがて雨の音。

すべて自分の時間なのであります。

廊下と階段の多い家にしたいと設計屋に依頼し、その通りに仕上がった家をめぐるのはやや疲れますが、
「これでイイのだ」
なのでございます。

お女性を引きずり込んでは…などと思うかもしれませんが、そして、以前は自分でもそー思いましたが、いえいえ、そんな面倒なことをする気持ちは、まったくございません。…いまのところは。

さーて、草刈りでも始めることに致します。