2018
02.24

「ツチノコ」と「さいかち」を誤解して、頭に入れておりました。

ツチノコは実際には存在しないマボロシの生物であります。
これを存在するものとして求め彷徨うよーな人生を送っているお方が多いのは知られざる事実でございますです。

「それは夢なのだ」
とは知らずに「努力すれば手に入れられる」と懸命に頑張るお方たちであります。
「あなたは富豪にはなれない。せいぜい小店主止まりの運命だ」
とは知らずに夢を見ているケースであります。

不幸の一種かも知れませぬ。

「おおっ、やっと手に入れられたぞ」
と、私メのようにツチノコを得たと得意になったら、それはサイカチだったという場合もございます。
錯覚のままでいられたら、しやわせだったかもしれませぬ。

サイカチをツチノコだと誤解して覚えていたワケであります。

しやわせは、じつは日常生活の中にあったという「青い鳥」のお話ほど、読後に虚しさを覚えるお話はありませんでした。
都会に出たら幸運に恵まれるのだと頑張ったけれど挫折し、結局は郷里で活躍の場を得たという漫画家のよーな話でありますです。

東京で、お美人と知り合い不頂点になっていたところ、そのお美人は自分と同じ郷里の町内の出だったと分かった時の、落胆と、安心感みたいなものでありましょーか。

「いいのだ、これこそが真のしやわせなのだ」
悟ろうとしても、孫悟空が天高く上り、証拠にと墨で目印をつけたら、それはお釈迦様の手のひらだったというお話のよーに、虚しさを伴うのであります。

人生は、そのよーな錯覚に彩られているのかもしれないと、温泉地で見つけたサイカチの袋を眺めているのでございますです。

14 comments

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  1. 僕も小野先生みたいな外道の極致に到達すれば、さぞや気楽に生きられたでしょう。最近、断念せねばならないことが増えてきたので。

    ●十傳より→ぜんぶマボロシだったのでありますよ。

  2. 私は地元で幸せな結婚を祈ると、すべてを奪われて、地元住民の奴隷にされてパート重労働主婦にさせられるので、結婚よりお金のほうが大事と思うようになりました。女性が幸せな結婚のためなら何でもすると思っているのでしょうか、これは地元特有なのかどこ行っても同じなのでしょうか、前から地元出たいと思っているのですが、そのために貯金です。

      ●十傳より→男をダマそうという気持ちにならないところに問題があるのかも。

    • 若いころは、男と結婚すると即金持ち、専業主婦で働かずに悠悠自適生活が送れると思っていたんですが、よく考えてみるとお金持っていない男性、育児などにお金かかるし、結婚してからのほうがお金に困る生活みたいですね。もう遺産食いつぶしながらフリーターで細々と生活するほうがいいですね。下手に山っ気を出して失敗して借金生活も困るし、占いでも商売向きではないと出ているんですね。子供は欲しかったんですけど、子供だってあてにはならないし、まだ猫とかのほうがいいかもしれません。

      ●十傳より→二つの人生は選べないので、どちらが良いかは…。

      • ということが小野先生の青い鳥の話です。結婚するより一人でいたほうがお金に困らないことが40になってわかりました。

          ●十傳より→外で恋をして、でも結局はご亭主がイチバンという、安心と虚しさを語りたかったわけでありますが。

        • 小野先生、話は変わりますが、神社通いはどう思いますか?神社に通ったのに開運どころかますます厳しい状況に追い込まれてしまいました。天国の祖父がもう神社通いやめろ、と言ってます。お賽銭たくさん貢いだのに。

            ●十傳より→賽銭は不要であります。が、作法にのっとって建てられた神社は気のスポットでございますです。

  3. ネス湖のネッシーと同じですね
    ネッシーもそうですがもっと身近なところで
    それも錯覚であるかも … … ですね

      ●十傳より→自分の目で見たモノだけを信じるべきでありましょう。スピ系などを信じると不幸になるだけでありますです。

  4. なんだか嫌な予感がするのも錯覚でしょうか…

    後で占ってみよう…

      ●十傳より→楽しみですね。

    • 盗賊ととるのか、そうでないのか、素人判断では限界がありました。

      厄介な人生でござる。

      世界情勢もキナ臭いので、占ってみたいです。

        ●十傳より→キナ臭いところか火だるまでございますです。

    • これから海外に引っ越す人は大変ですね。
      いやいや、国内も新学期からどうなることか。

        ●十傳より→すべては運でありますです。

    • そうですね。
      占いを勉強する前は、なんでこんな理不尽な扱いばかりされるのかと、怨みつらみの毎日でした。
      今は、実戦で使えるように鍛えてもらっているんだなと、自分自身を無理矢理納得させています。
      運を味方につけたいです。変な迷いも捨てたいです。

      ●十傳より→細木さんをごらんなさいまし。占いなど知らなくても運でああまでなれるのでございますです。

    • 虚しいし、悔しいです。でも、あんな風にはなりたくない。
      黒い願望がフツフツと…
      危ない、危ない

      ●十傳より→人は人、自分は自分でございますですね。

  5. 小野先生、パワポの設置方法のおかげで、仕事は良い結果を出し、良い評価をもらっておりますが、今回の人事異動(予定)では大きな挫折を味わっております。しあわせカードのバイオリズムは現在、平均線より下の位置にあり、2月末から3月に平均線を越え上昇するので3月のパワポの吉方位で最期のあがきをと思いますが、やる気がでません。幻想とわかっていても希望がないとやはり駄目ですね・・・ 希望のない職場では働く意欲が無くなってしまうことが良くわかりました。すいません愚痴を書いてしまいました。

     ●十傳より→希望のある職場はあるのでありましょーか。

  6. これは 錯覚 というより 思い込みかもしれませんが
    遠い昔、小野先生が まだ 小学か中学生の頃の話しです
    ある日、近所の男性が学校の先生を伴って 母を訪ねて来ました
    その男性は血相を変え
    「 サダコさん、大変な物を拾ったよ 」
    「 勾玉 を すぐそこの ドコドコで 」
    私は一度も見に行ったことはないのですが、故郷には小さな古墳があるらしく
    子供のころ畑などで遊んでいると、土器の破片などが ゴロゴロ と出てきたものでした
    男性は野良仕事中に 勾玉を偶然に拾い、驚いて学校の先生に見せに行き
    その足で先生と共に 勾玉を見てもらおうと 母の元へ来たようです
    只ならぬ雰囲気で 母は期待しながら
    「 おら~ 凄いじゃない、どれ見せてちょうだい 」
    母は勾玉を受け取り しげしげと見てみると
    なんと、それは 勾玉ではなく 陶器で出来た 「 キュピ-ちゃん の 小指 」
    男性、がっかり
    でも、母は 大爆笑

    ●十傳より→岩手県にも、ある湖の土の中から土器がたくさんあらわれたものです。大学に持って行ったのですが、「ふーん」で終わりでした。

  7. 先生 さすが博識ですね ツチノコは知ってましたが サイカチというものを知りませんでした
    いつも面白いブログありがとうございます

      ●十傳より→昔の洗剤らしいのであります。