2010
12.13

DSCN2281この時期になると、どういうわけでありましょうか。
旅行をしたい気分に誘われるのであります。

日常ではない場所へぶらりと出かけたくなるのであります。

適当な画像がなかったのでベネチアの写真を飾りましたが、べつにどこというわけではありません。

冬ですから、冬らしい街を歩いてみたいのです。

通りかがった八百屋で、腐りかけたバナナをもらって歩きながらくいたいのです。

現実逃避であります。

師走のあわただしい時期に、人々が忙しくはたらいているところを、のんきに傍観する幸せに浸りたいのです。

夕暮れともなると街はクリスマスのイルミネーションにうるみ、恋人たちはもつれるように笑い合うことでしょう。

時間旅行者のような無責任な人間として、どこかに行きたいのであります。

行きたいと思っているいまも、きっと旅行のひとつかもしれません。
実際に行く楽しみと、行こうと考えている楽しみ。
これが旅行の楽しみだとすれば、幸せになろうと頑張っていることもまた、幸せと考えてもいいかもしれませんね。

  1. ふと、萩原朔太郎の「旅上」という詩を思い出しました。
     ふらんすに行きたしと思へども
     ふらんすはあまりに遠し……
    ●十傳より→よい誌でありますね…。

  2. 叔母と叔母の次女(既婚)と私の3人で行く
    岐阜の温泉旅行を楽しみにしておりましたところ
    メンバーチェンジの連絡が入りました!
    次女でなく長女に・・・どっひゃぁ~でありますっ
    この従妹である長女は一回り年下の酒豪、
    幼少から空手を習い続け、彼氏イナイ歴36年の 
    オヤジの貫禄ある独身の大虎なのであります
    叔母との電話を聞いていた娘が 大虎が行くなら
    (気が合うらしく)私も行きたい! 
    と言い出しはじめ。。
    ああ~叔母が寝入った後 従妹(次女の方)と
    夜の温泉街を楽しもうと計画していたのにーー
    女4人(いや一人オヤジ)、奥飛騨慕情珍道中で
    今年を締めくくることになりそうです・・
      ●十傳より→その割には文章がウキウキしているようでありますぞ。