2019
01.31

おもわず
「そのまま動かないで」
とカメラを向けたい衝動にかられるお女性がおりますです。

おヌードと限らずですよ。
いまの、その瞬間が彼女のすべてを語っているという時がございまして、
それは、四柱推命で言えば、
「炎上格ですね、あなたは!」
と、明確に生きざまが浮かび上がっている命式に直面した時のようーな感動であります。
「炎上格は、今だけ。あとは灰になるだけですよ」
とまでは言わなくても、

「このままお婆さんにしてしまうのは惜しい…!」
そこで「動かないで」とカメラを向けたくなるのでございますです。

「いやです」
と断らないのが、お女性の特徴であることもまたたしか。
百年前のパリジェンヌもそーであったのでありましょう。

お女性は、そこに風が吹けば、それだけでアートなのでありますです。

「撮って撮って、ねぇ綺麗に撮ってね」
と明確な答えを出さないのも、またお女性。
「こんな骨ばかりのガラのどこがイイの?」
「おなかは出てるし、美しいとはいえないよ」
の答えなので、こちらがそうとうに情熱を持ち合わせないと撮影には至りませんです。

「カメラはダメよ」
と拒否するお女性はわずかであります。

食事に誘う場合もお女性の回答には、頭を使うのであります。
「そろそろ二月だから、飯でも…」
と水を向けたとき、なかなか食いついてこないお女性がおります。

いや、食いついているのかもしれない…と紛らわしいケース。

「いつも気を使わせちゃって、ごめんなさいね」
この答えであります。

断りの回答なのか、OKなのか分からなくなるのであります。

「ごめんなさい」とは、それは断りのお言葉。だが明確ではありませぬ。
「ありがとう」ならばOKのサインであるわけだから進めますが、「ごめんなさい」では…。

頭を悩ませるのは、
「はたして、そこまで考えての回答だろうか」
という、判断の甘さなのであります。

この場合も、こちらに情熱を必要とし、あいまいな回答をねじ伏せてデートにこぎつければイイのであります。

「もういちど、その目つきでカメラを覗いてみて」
しかし、二度とは同じ風は吹かず、二度と「ごめんなさい」の表現も使うことのないのもお女性なのでありますです。

  1. 男女の間には「今この瞬間」が存在するのみなのかも。
    「もう一度」と惰情に流されても以前の輝きも
    情熱もそして愛情も前とはまったく別なものに
    変容している。
    瞬間の喜びを永遠に引き伸ばすことは不可能なので
    すね。

    ●十傳より→すべて一瞬の交錯とかですね。

  2. そのように殿方を惑わす魅力のある女性になりたいものです……誘いにすぐシッポを振ってしまうサガが哀しい……

    ●十傳より→尻尾を振ってくれた方がヤリやすいですよ。