2019
07.23

モリオカの実家の納屋をぶっ壊し、仕事部屋を作ったのでありましたが、昨夜から、透明な温度のあるカタマリの存在に気付いたのでありました。

「戻って来たな」
姿のない実体に語りかけました。

納屋のガラクタ…たとえば女の子が横切る姿が映るという一面鏡や、祖母の入れ歯や、古い食器や、履物などをゴミに出したので、いっしょに霊魂も逃げてしまったかと思っていました。

しかし、どーやらそうではなかったよーでございます。

深夜、照明がまばたきしたかと思ったら、風鎮とよぶのでしょーか、掛け軸のおもりが、風もないのに、壁をコツーンと打つのであります。そして、またしばらくしてコツーン。

その直後に姿のない暖かな塊が、背中を、まるで巨乳のネェちゃんがこするように過ぎるのを感じたのでございます。

おお、とても嬉しい気持ちに近いーー安心感でもない、懐かしさでもない、幼児が巨木の梢をみつめているみたいな素直な大切な純粋なおももちなのであります。

老母に言うと、腰を抜かすので、黙っておりましたが、あきらかに新築に魂を迎えたな、と確信したのであります。

じつは、この離れには、老母にも隠している小部屋がございます。
そこに石を祀り、お水を捧げてきたところであります。
「また、草履を脱ぐような音を立てて教えてちょーだい。階段をのぼる音でもイイですし」

いつか、私メが死んでずっとしてから、またこの屋敷を解体する時があったとしたら、この秘密の小部屋を発見するだろうし、発見した者は驚くであろーなと、代々伝わって来た石を撫でるのでありました。

すると、
あの透明な温度が手のひらに感じられたのでありました。

16 comments

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  1. 昔、家を買って引っ越しをしたその当日の夜寝入り間際に、ザワーっと風のような音とともにかつて恋仲だった人の声というか、その人のたたずまいのようなものを感じたことがありました。
    最後に会ってから7年は経過しているのに、まだ想いが立ち切れていないのか?と思いつつ数日後にネットでその人がその日に亡くなったことを知りました。

    世の中には目に見えるものや科学や理屈で説明しきれない現象が身の回りに起こるもの。

    先生の御身を守ってくださる精霊か、お進みになる道において、同行二人の良き相棒でありましょうか?何か佳きことのあるような予感がします。

    ●十傳より→朝刊には、残念ながら、知り合いの訃報はございませんでしたです。

  2. イタズラしないでくださいね。

      ●十傳より→実験はいたしますです。

  3. 代々伝わっていない、変な石はまだ1個お手元にあるんですね???

    ●十傳より→講義でお話しした海の石は、茅ヶ崎の自宅にございますです。

  4. 十傳先生
    こんにちは!

    質問させていただいてよろしいですかm(__)m

    家電がよく壊れるとか、電気系統に支障がおこる家は
    霊さんの仕業なのでしょうか?

    住んでる人にも影響しますか?

    ●十傳より→天盤丙奇を使うと、家電などが故障するケースがあります。霊とは別だと思いますが、断定はできません。

  5. 代々伝わって来た石ということは、先生のお宅の守り神のようなものでしょうか
    石には魂が入りやすいといいますから
    心惹かれる石があったとしても、むやみに持ち帰るのは怖いですね
    先生の所に現れた霊
    嫌な気がしないのであれば、きっと先生を大切に想っている霊だと思います
    石と言えば、以前にもお話したかもしれませんが
    私の故郷には、震災以前まで古いお地蔵様が立っていました
    故郷へ行くたびに、そのお地蔵様に手を合せ、お賽銭二百円置いていました
    一番上の兄を亡くして暫く経ったある日、お地蔵様に
    「 お地蔵様、お兄ちゃんは苦しんでいませんか 」
    「 穏やかでいますか 」
    「 お兄ちゃんを守って下さい 」
    そう、心を込めて手を合せ、お賽銭を置きその場を立ち去ろうとしました
    数歩あるいた時に何気なく振り返り、お地蔵様の顔を見ると信じられない現象が
    長年の雨風によって風化してしまったはずの顔面に
    陰影のハッキリした穏やかな顔が浮かんでいるのです
    驚いた私は ただ ジッと見つめていました
    10秒ほど経ったでしょうか
    そのお顔は静かに ス_______ と潮が引くように消えて無くなりました
    悲しむ私をお地蔵様が「 大丈夫だよ、心配しないで 」と慰めてくれたのでしょう
    そのお地蔵様はあの地震で倒れ、お躰がバラバラになってしまい
    道路を挟んだ反対側の場所に、お経らしきものを書いた布で目隠しされ横たえています
    私は故郷へ行くと必ず そのお地蔵様に
    「 助けてあげられなくてゴメンネ、どうか幸せになって下さい 」
    と手を合せています

      ●十傳より→お地蔵さんは、優しいよーで怖いのであります。

  6. 先生は霊視もできるんですか?!

      ●十傳より→出来ませんです。霊感はございませんから。

  7. どんな小部屋ですか

      ●十傳より→ヒミツの小部屋であります。

  8. 十傳先生

    丙奇でそのようはことも起こり得るのですね!

    ありがとうございましたm(_ _)m

    ●十傳より→副作用というか、丙奇の目的に合致しない行動をした場合に、家電や小物類が壊れるという現象があるよーであります。

  9. 先生! スゴイーー!((((;゚Д゚))))))

    昨日鑑定したお客様のことです。

    今年の6月に北東に引っ越して家電のトラブルが続いているそうです。

    調べたら
    まさに 天盤 丙です! スゴイ…

    おかげさまで勉強になりました!
    ありがとうございますm(_ _)m

    ●十傳より→エッヘン。

  10. 以前勤めていました職場で夜勤の時にはなんとはなしに見なくていいものを見てしまったことがございました。
    夜勤する職員は清めの塩を持って勤務しておりましたです。
    変なものを見ても「気のせい、気のせい」とブツブツ言いながら仕事してました。

      ●十傳より→昆虫網で生け捕り…死に捕りしても面白いかもです。

  11. 座敷童さんですかね?お菓子を置いておいたらどうですか?

      ●十傳より→蟻がきますので…。

  12. 袋に入れたままですよ。
    湿けてしまうではありませんか。
    そうすれば、座敷わらしさんが自分で開けますから
    音がするでしょ
    それで、座敷童さんだとわかるではありませんか❗️

    ●十傳より→かえって警戒されるのでは…と。いままで、そんなことをしたことがなかったですから。

  13. 友人のお家に座敷わらしさんが
    もう100年近く現れてるんです
    お菓子をそっと置いておくと
    たしかにカサカサと袋を開けるような音がします。
    友人達とお泊りした時、全員その可愛らしい物音を聞きました。
    でも先生のところは、美しい女性かもしれないですね。
    お菓子ではなく、
    シルク製品を何か置いてみてはいかがでしょう
    あっ、先生の方が女性の好みのプレゼントが、
    お分りでしょう、失礼いたしました!!

    ●十傳より→それでも、やっぱり甘やかさずに、このままにいたしますです。切らした時のお返しがヤバそーですから。

  14. 先生、仏様にご飯を毎朝上げるのと同じ、
    何処にいてもご自分の召し上がる物を
    小さなお皿に分けて召し上がれ!といえば良いだけのこと

    ロメオちゃん、ナッツちゃん、ジョルジュちゃんと同じように
    愛を与えるだけです。
    でもしたくないのであれば、無視ですね

    ●十傳より→継続できなければ、最初からしない方が無難かもですね。なにしろ放置するタイプでありますから。

  15. 奇門遁甲な開運法は鑑定でしてもらったり出来ますでしょうか?
    通常よりお高いかな。

    ●十傳より→私メの鑑定には、ほとんど遁甲での開運法を入れておりますです。よほど特殊でない限り鑑定料金は同じであります。

  16. ヤダァ〜先生は、女性も放置してしまう残酷な人なのですか?

    ●十傳より→そのぶん大サービスいたしますです。